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チリ大統領に35歳左派ボリッチ氏=学生運動出身、TPP再検討も


 【サンティアゴ時事】南米チリで19日、大統領選挙の決選投票が行われ、左派ガブリエル・ボリッチ下院議員(35)が右派ホセアントニオ・カスト元下院議員(55)を破り初当選を果たした。就任は来年3月11日で任期は4年。チリ史上最年少の元首となる。ピノチェト軍事独裁から民政に移管した1990年以降、約30年続いた中道路線から左にかじを切る。  中央選管当局によると、ボリッチ氏が56%を得票し、カスト氏は44%だった。ボリッチ氏は首都サンティアゴ中心部で演説し、詰め掛けた数万人の支持者を前に「きょう、希望が恐怖に打ち勝った」と勝利宣言。「謙虚さと大きな責任感を持って職責を引き受ける。国の将来が今後数年に懸かっていることを理解している」と述べた。カスト氏は敗北を認め、ボリッチ氏に祝意を伝えた。  今回の選挙は、社会格差の拡大や脆弱(ぜいじゃく)な年金制度、2019年10月の反政府暴動以降に悪化した治安への対策などが争点となった。学生運動出身のボリッチ氏は、新自由主義の修正や富裕層への課税強化を主張し、支持を得た。  ボリッチ氏は、チリが既に署名している環太平洋連携協定(TPP)を含む貿易協定について、一部を見直す意向。また、経済を支える豊富な天然資源に対する国家の関与を強化したい考えも示している。 【時事通信社】
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