starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

挫折経験、一回り大きく=1年目で栄冠、浦和・ロドリゲス監督―天皇杯サッカー


 19日に決勝が行われたサッカーの天皇杯全日本選手権で、就任1年目から浦和に3大会ぶりの栄冠をもたらしたリカルド・ロドリゲス監督(47)=スペイン=は、異色の経歴の持ち主だ。17歳で左膝十字靱帯(じんたい)を断裂。24歳で指導者に転身し、自身が挫折を乗り越えた経験を糧にしてきた。  若くしてプロ選手の道は閉ざされたが、地元オビエド大でスポーツ科学の博士号を取得。指導者としてスペインやサウジアラビアを渡り歩き、タイのクラブを率いた2016年に徳島から声が掛かった。関係者によると、アジアのリーグでボール保持の戦術を落とし込んだ手腕が評価された。  徳島ではスペイン式のパスサッカーを標ぼうし、昨季はJ2初優勝と今季のJ1昇格に導いた。浦和では複数ポジションをこなせる選手をJ2から多数引き上げ、柔軟性に富んだスタイルを根付かせた。「私を一回り強くしてくれた」という大けがを経て、対話重視の姿勢で信頼を得てきた。  勝つために妥協は許さない。一方で、「全ての可能性が考えられる」と自身の方針は押し付けず、コーチや選手の言葉にも耳を傾ける。今季J1では6位ながら、最優秀監督賞に輝いた。指導哲学は「選手に落ち着いた時間を過ごしてもらうこと」。自然体で向き合った日々が結実した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕天皇杯優勝を果たし、槙野(右)と喜ぶ浦和のロドリゲス監督=19日、東京・国立競技場
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.