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栗山監督、侍で新たな船出=「常識嫌い」の采配期待―プロ野球クローズアップ


 2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での世界一奪還を目指す野球日本代表「侍ジャパン」に、固定観念にとらわれない指揮官が就任した。今季まで10年間、日本ハムを率いた栗山英樹監督だ。  日本ハム時代は、先発投手を序盤で降板させる小刻みな継投や極端な守備シフトなど奇策と言える戦術を実践してきた。他にも構想があったようで、日本ハムの監督退任会見で一つを明かした。  それは左腕の宮西と、「球速が140キロ以上出て、制球もいい」と評する郡捕手を絡めた継投策。一般的に相手打線に打者が左右交互に並んだ場合、左投手は左打者のワンポイントと限定的な起用になる。  1人と対戦してベンチに下げることを防ぐため、右打者には外野も守れる郡が登板し、その間は宮西を外野守備に就かせる。そして再び左打者と対峙(たいじ)する時に宮西が登板するというもの。シーズン中、実際に郡をブルペンで投げさせたこともあった。  栗山監督は、西鉄などを率いて魔術師の異名を取った名将三原脩監督を信奉し、「常識は嫌い」と公言してきた。WBCは短期決戦で、限られたメンバーでのやりくりも重要。その手腕に期待がかかる。まな弟子である米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平の招集と、「二刀流」の起用法にも注目が集まる。  代表監督就任会見では「まずは投手を中心に守りからというのはもちろんある。ただ、それだけで勝ち切れないなら、思い切ったこともやっていかなければいけない」。世界の舞台でも柔軟な思考の栗山監督ならではの戦術が出るかもしれない。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕野球日本代表「侍ジャパン」の監督に就任し、日の丸を背に写真に納まる栗山英樹氏=2日、東京都港区 〔写真説明〕西武との試合前、笑顔を見せる日本ハムの栗山英樹監督=10月26日、札幌ドーム
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