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弁護士バッジ、女性も着けやすく=23年からピン留め式に―ジェンダー平等、要望受け


 日弁連は2023年12月をめどに、全国の弁護士に交付される「弁護士バッジ」を現在のネジ留め式からピン留め式に変更する。ネジ式は男性用スーツのボタン穴への装着を想定して作られており、穴がないことが多い女性用スーツなどにも取り付けやすいようにピン式を採用する。札幌弁護士会が今年3月、日弁連に申し入れていた。  日弁連によると、今月1日時点で全国に4万3030人の弁護士がおり、うち女性は19.4%の8350人。ネジ式だと女性弁護士の多くが留め具をピン式などに改造することを強いられ、ジェンダー平等の観点からも変更を求める声が上がっていた。  現在の弁護士バッジは、スーツの左襟にあるボタン穴を使って裏からネジで固定するのが基本。変更後は、服に穴がなくてもピンで刺して、裏から留め具で固定する仕組みにする。  札幌弁護士会は日弁連への申し入れに先立ち、会員にアンケートを実施。ネジ式のバッジに不都合を感じるとした女性弁護士は回答者の96%に上っていた。  申し入れの発起人を務めた同会の吉川賀恵弁護士は「現在もピン式への変更はできるが改造には1カ月以上かかる。バッジが手元から離れるので、身分を証明する際などに不利益が生じていた」と明かす。  会長の坂口唯彦弁護士は「ネジ式は男性が着けることが前提になっていた。男性、女性、LGBTQ(性的少数者)、さまざまな配慮が必要で、変えるべきところは変えていく」と訴えている。(了)【時事通信社】
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