前回覇者の天理大と明大が激突＝１８日に４回戦、有力校登場―ラグビー大学選手権

　ラグビーの第５８回全国大学選手権は１８日に東京・秩父宮ラグビー場などで４回戦の４試合が行われ、関東の対抗戦とリーグ戦、関西の有力校が登場する。４大会ぶりの大学日本一を狙う帝京大など４チームはシードされ、２６日の準々決勝が初戦。年明けの１月２日に準決勝、９日には決勝がいずれも東京・国立競技場で開催される。 　４回戦では、前回覇者の天理大と３大会ぶりの日本一奪還を目指す明大が対戦。この強力ＦＷ同士の一戦を制したチームが、準々決勝で粘り強い防御が持ち味の早大とぶつかる。明大は、対抗戦の早大戦で押し気味に試合を進めながら競り負けた。全国の舞台で雪辱を果たせるか。 　帝京大はプロップの細木主将を中心に、ＦＷの強さが際立つ。対抗戦ではスクラムとラインアウトで優位に立ち、バックスも攻守によく走って全勝優勝。大学選手権は９連覇を達成して以来の頂点をうかがう。 　関東リーグ戦を無敗で４連覇した東海大は多彩な得点源で初優勝を目指す。京産大は２３年ぶりに関西を制した。力強いＦＷでライバルの天理大や同大を破った勢いを保てるか。関西２位の近大、関東リーグ戦２位の日大も上位進出を狙う。（了）【時事通信社】