学者ら５１人、不承認を支持＝辺野古埋め立て中止訴え

　米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古への移設計画をめぐり、玉城デニー知事が埋め立て海域にある軟弱地盤の改良工事に関する政府の設計変更申請を不承認としたことについて、全国の学者ら５１人が１５日までに、「強く支持する」との共同声明を発表した。 　声明では、知事が挙げた不承認の理由を「必要十分なものだ」と評価。沖縄防衛局が対抗措置として、行政不服審査法に基づき国土交通相に不承認の取り消しを求めたことに対し「極めて不当だ」と批判し、直ちに埋め立て事業そのものを中止すべきだと訴えた。 　「普天間・辺野古問題を考える会」（代表・宮本憲一大阪市立大名誉教授）が１４日付で声明を発表。法律、経済などを専門とする学者や弁護士、作家ら５１人が名を連ねた。　（了）【時事通信社】