新海誠監督最新作、来秋公開＝「すずめの戸締まり」

　東宝は１５日、アニメ映画「君の名は。」「天気の子」の新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」を、２０２２年秋に公開すると発表した。物語は新海監督によるオリジナル。日本各地の廃虚を舞台に、災いの元となる「扉」を締めていく１７歳の少女・鈴芽（すずめ）の成長を描く。現在製作中で、鈴芽役は今後オーディションで決定するという。 　新海監督は同日、過去作でヒロインの声を務めた俳優の上白石萌音さん、森七菜さんと共に東京都内で記者会見を開き、「日本全国を舞台にしたロードムービーにすることで、各地のさまざまな風景や魅力的な人々、特別な出会いを描くことができるのではないかと考えた。『映画館に行きたい』と思ってもらえる映画作りを目指したい」と語った。　 　興行通信社によると、「君の名は。」（１６年）は、国内興行収入歴代５位の約２５０億円を記録。続く「天気の子」（１９年）も約１４２億円の大ヒットとなった。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕「すずめの戸締まり」の制作発表会見に出席した（左から）森七菜さん、新海誠監督、上白石萌音さん＝１５日午後、東京都千代田区 〔写真説明〕「すずめの戸締まり」〔Ｃ〕２０２２「すずめの戸締まり」製作委員会