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離婚した富豪夫婦のコレクション競売、総落札額770億円 NY


【ニューヨークAFP=時事】離婚した米夫婦が所有していた近代・現代アートコレクションが15日、米ニューヨークのサザビーズで競売に掛けられ、総落札額が6億7600万ドル(約770億円)に達した。マーク・ロスコの絵が8240万ドル(約95億円)で落札されるなど、一つのコレクションの総落札額の最高記録を塗り替える見込みだ。(写真は米ニューヨークのサザビーズで行われたハリー・マックロー氏とリンダ・バーグ氏のコレクションの競売に出品されたアルベルト・ジャコメッティ作の青銅製彫刻「鼻」) コレクションは、2018年に離婚した不動産開発業者ハリー・マックロー氏とリンダ・バーグ氏が収集していたもの。 第1弾となる今回は35作品が競売に掛けられ、全て落札された。うち5作品に5000万ドル(約57億円)以上の値が付いた。 最高額は表現派の米画家ロスコの「No.7」で手数料など込みで8240万ドル、次いでアルベルト・ジャコメッティ作の青銅製彫刻「鼻」。 サザビーズによると、2作品はそれぞれ、オンライン形式で参加していたアジア人コレクター2人が落札した。 ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルによる、白と黒で描かれた米女優マリリン・モンローの顔を九つ並べた「九つのマリリン」(1962年)は4730万ドル(約54億円)、ジャクリーン・ケネディを描いた「16のジャッキー」は3380万ドル(約38億5000万円)だった。 今回オークションに掛けられたのは全65作品のうち35作品のみで、残りは来春に競売が行われる。 今回だけでも総落札額が6億7600万ドルに達しており、コレクション全体の落札額は2018年にクリスティーズが売却したロックフェラーコレクションの8億3500ドル(約950億円)を超えるとみられる。【翻訳編集AFPBBNews】〔AFP=時事〕(2021/11/17-12:47)
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