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四肢切断のパラ競泳選手、世界最標高の湖縦断に挑戦


【コパカバーナAFP=時事】四肢を切断したパラリンピック競泳選手テオ・クラン(21)が10日、環境汚染への関心を高めるため、ボリビアにあるティティカカ湖を泳いで122キロ縦断する挑戦を開始した。(写真はティティカカ湖を泳ぐテオ・クラン) ティティカカ湖は航行可能な世界最標高(海抜3800メートル)の湖で、クランは五輪メダリストのマリア・メテラ(33)とマチュー・ウィブー(27)の2人と共に、湖のほとりの町コパカバーナをスタートした。 子どもの頃に髄膜炎を発症し、両膝から下と両肘から先を切断したクランは、「とても感動的だ」とコメントした。同日8時15分に出発し、10日以内にペルー・プノ到着を目指す。 フランス出身の3人は交互に泳ぎ、水中にいない2人は再生材で作られた伴走のボートで休息して暖をとる。縦断の間、3人は廃棄物を出さないようにろ過した湖の水を飲み、食料は再利用可能なバッグに保存する。 クランは2016年のリオデジャネイロパラリンピック・男子200メートル自由形で4位に入った実績を持ち、世界選手権では銀メダルを2個獲得している。メテラは2004年アテネ五輪・女子50メートル自由形の銀メダリストで、ウィブーは「エコ冒険家」を名乗って活動している。【翻訳編集AFPBBNews】〔AFP=時事〕(2021/11/11-15:00)
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