一般社団法人日本私立歯科大学協会は、11月8日の「いい歯の日」を前に、幅広い世代(10~70代)の男女1,000人に対して、「歯科診療」および「歯科医師」に関する意識調査を実施しました。前回2016年に続く今回は、5回目の調査となります。
調査の結果、歯科医院や歯科医のイメージが判明。また、理想の歯科医像の結果も発表されています。
また、「約1年以内に通院した」人の合計値は約7割(65.8%)、そのうち「現在通院している」人も16.7%に上っています。
「歯科医院に通う(通った)目的」としては、「むし歯の治療」(46.1%)が最多となったほか、「歯のクリーニング(歯垢・歯石除去) 」(34.6%)、「むし歯の予防」(24.5%)、「定期健診」(23.4%)など、クリーニングや予防目的で歯科医院を利用するという声も目立っています。
また、「主にどのような時に歯科医院に行きますか?」という質問でも、「定期健診などで定期的に受診している」が38.9%でトップに。
前回(2016年)の30.3%と比べても8ポイント以上の上昇が見られ、定期的な歯科受診の考え方が広がっている様子がうかがえます。
6項目について、AとBの両極の選択肢から自分の評価に近いものを選択してもらった結果、歯科医師のイメージとしては、「清潔だ」(91.6%)、「丁寧だ」(85.1%)、「信頼できる」(83.2%)、「やさしい」(77.7%)などの回答が多く挙がりました。
前回調査と比べると、ポジティブな項目の回答割合が高まっており、歯科医のイメージが向上している様子がうかがえます。
では、職業として捉えた「歯科医師のイメージ」はどうでしょうか。
「収入が高い仕事」(90.9%)、「やりがいがある仕事」(87.0%)、「尊敬される仕事」(85.9%)などの回答が上位になる一方、その重責からか、「ハードな仕事」(78.3%)というイメージを持つ人も多いようです。
また、「歯科医師は、子どもや孫になってほしい職業」と答えた人も半数以上(50.1%)に上っています。
全体的に男性より女性のほうがポイントが高く、歯科医師へより高い要望を持っているようです。さらに今回、「この人が歯科医師だったら、診てもらいたいと思う有名人」を聞いたところ、男性では福山雅治さん(30票)、女性では天海祐希さん(68票) が支持を集めました。福山さん、天海さんはいずれも、前回(2016年)のアンケートでも最多票を獲得しています。
歯科医が福山雅治さんや天海祐希さんだったら、虫歯の治療や歯のクリーニングも頑張って通えそうですね。
【参考】
※一般社団法人日本私立歯科大学協会
https://www.shikadaikyo.or.jp/