これにともない、同社は2021年1月22日にオルミエント®適応追加に関するオンラインプレスセミナーを開催。アトピー性皮膚炎に関する治療の現状や、新たな治療アプローチについての講演が行われました。
現在、日本におけるアトピー性皮膚炎患者数は51.3万人で、さらに現在も増加中なのだとか。
アトピー性皮膚炎はかゆみだけでなく、睡眠障害、皮膚疼痛、うつ症状や不安障害など、心身にさまざまな影響を与えます。また、重症度が高いほど生活の質(QOL)が低下することも分かっています*。
(*Drucker, A. M. et al.: J Invest Dermatol., 137(1), 26(2017))
・原因、悪化因子の検索と対策
・スキンケア
・薬物療法
アトピー性皮膚炎は完治が難しいとされており、現在では日常生活に支障がない状態を維持することを目標として治療が行われているそうです。
アトピー性皮膚炎の病態形成に関わる代表的なサイトカインのシグナル伝達に関わるJAK1/JAK2を阻害することで、炎症を抑えることが可能だそう。
1日1回、経口投与で治療できるということで、治療が手軽である点にも注目。既存の治療で十分な効果が得られないアトピー性皮膚炎の、新たな選択肢となりそうです。
【参考】
※日本イーライリリー
https://www.lilly.co.jp/