がんの早期発見をサポートする事業を展開するプリベントメディカル株式会社(以下プリベントメディカル)は、先制医療を普及させることで、未病の段階の人の発病を未然に防ぐ、又は重篤化するのを防ぐことを目的とした団体、「一般社団法人先制医療推進機構」を2018年4月24日に設立。そしてこの度、2015年5月28日に54歳という若さで惜しまれつつこの世を去った今井雅之さんが同機構の親善大使に就任されました。
生前、がんの早期発見の大切さを提唱されていた今井さんの3年目の命日にあたる2018年5月28日には、「故・今井雅之さんをしのぶ会」を開催。今井さんが生前親しくされていた梅沢富美男さんと阿部哲子アナウンサーが、今井雅之さんの思い出と共に、がん検診の必要性や早期発見の大切さなどを改めて考えるトークショーを行いました。
がんだとわかる1ヶ月前には旅番組のロケで一緒だったそうで、そのときはとっても元気な姿が印象的だったとか。
その後、がんであることを今井さんから打ち明けられた梅沢さんは「そんなバカなことがあるか!」と思わず叫んでしまうほどで、何の予兆もなくやってくるがんという存在に悔しさが込み上げてきたとのことです。「それから、まるで風船がしぼんでいくようにか細く、弱っていった今井をみて辛かった。」と語る梅沢さん。今井さん、梅沢さん、阿部アナウンサーと3人で共演した生放送の撮影時には、カメラに映らないところでうずくまり、とても辛そうだったとのこと。それでも今井さんは、亡くなる1週間前まで番組に出演し続けました。
「もし、今井に『検診を受けて!』と言われなければ、今日ここに存在していないかもしれない。自分と同じ思いをしてほしくないと強く思っていたのではないか」と梅沢さんは語ります。
今井さんの奥様も「亡くなる直前までテレビに出演させていただいておりました。その理由は世間の皆様に『早期発見の大切さ』『がん検診に行ってほしい』と伝えたかったからだと思います」とコメント。続けて「親善大使に任命いただけたことは、今井が最後まで伝えたかったことをより多くの人に伝えられる機会だと思います」とメッセージを寄せられていました。
何かあってからでは遅く、何もない状態のときに検査することが大事。まだ病気でないうちに先回りして病気を予測し、自分の体の状態を知ることが何よりも大切なことだと今井さんから教わったという梅沢さん。
阿部アナウンサーも自分のためはもちろん、子どものためにもリスク検査を受けたそう。検査をすることは、自分ががんになったときに悲しい想いをする周りの大切な人を守ることにも繋がります。
昨今、子宮がんや乳がんなど女性特有のがんにかかる人も増えてきています。まずは自分自身の体を知るために、目の前にある、できることから始めること。これこそが、今井さんが私たちに残してくれたメッセージと言えるのではないでしょうか。
※参考
がんの早期発見をサポートする”がん予防メディカルクラブ「まもーる」
https://preventme.co.jp/mamoru.php