今回ご紹介するのは、使わなくなった空きビンをマクラメでおしゃれなマクラメボトルに生まれ変わらせるハンドメイド術です。
ご自宅にある材料とマクラメ紐があれば出来てしまうので、とってもお手軽かつ簡単。ぜひ試して見てください。
サスティナブルとは
サスティナブルって知っていますか?
私も恥ずかしながら、知ったのはここ最近です。ニュースなどでも『サスティナブル』や『SDGs』の言葉を耳にすることが増えてきました。
サスティナブルは 【持続可能】 という意味があり、 捨てる物を持続して使い続けたり、生まれ変わらせたりと存続させていくもの という事です。
そして、そういった働きかけをする運動を【SDGs】といいます。
準備するもの
- ハサミ
- くし
- 空きビン(ジャムやシャケフレークなど)
- マクラメ(100円ショップのロープで代用OK)
100円ショップの園芸用ロープを使う際は、 1本のロープを解いて3本の細い紐にしてから使用 してください。
作り方
空きビンを熱湯消毒する
空き瓶は綺麗に洗って、清潔に使う為に 熱湯消毒 をしてください。自然乾燥させたら準備OKです。
使う紐の長さに切って準備する
今回使う紐は、
- ビンに巻きつける紐 【ビンの円周の2倍の長さ】
- 編み込む紐 【ビンの高さの10倍の長さ】
ビンに巻きつける紐は1本。だいたいの目安でビンの 円周の長さの2倍 にしてください。
編み込む紐は、 ビンの長さの10倍の長さ になります。(例.ビンの長さ7㎝→紐の長さは70㎝)
ビンの高さによって紐の使う長さが変わってくる ので、注意してください。
編む紐の本数も、ビンの円周によって変わってきます。
円周の長さと同じ本数を用意 してください。(例.円周の長さ22㎝→編み込む紐22本)
ただし、 【4】の数字で割り切れる数 である必要があります。
編み模様を作る際に4本取りで編んで行くので、はぶかれる紐が出ない為です。
なので、円周が23㎝だった場合は、紐の数を 22本 にするか、 24本 にしてください。
(次の行程で結びつける際に間が空いてしまったり、逆にきつかったりする場合は、減らすか増やすかして調節してください)
編む為の工程
【ビンに巻きつける紐】をビンの上口部分に巻きつけて結びます。
その時ゆるーく結ぶのがポイントです。
この緩く巻いた輪の中に、編み込む紐の本数分を結んでいきます。
写真のように下から上に出して、輪の中に端を通して引っ張り、結び目を作ってください
編み始める
全ての紐を結びつけたら、さっそく編みはじめましょう。
先ほど緩く結んだ紐は、上の写真の様にキツく締め直しましょう。
今回はスタンダードな 【平編み】 で模様を作っていきます。
まず結び目を作った紐2本を手に取ります。
2本取りになっているので、計4本 という事です。
4本の紐で平編みを作ります。
ここでポイントが、 1番最初に編むのは、ビンに巻きつけた紐を結んだところからです。
間が空いていて隙間が出来てしまうところなので、 1番最初に平結びしておくと、仕上がりが綺麗 です。
平編みを1段作ったら、編み模様が交差するように2段目を編んでいきます。
紐を切る
ビンの1/3程度編み終えたら、次はフリンジ部分を作っていきます。
ビンの長さに紐を切ります。
ビンを横にして回しながら紐を切っていく と、ビンの高さとちょうどに切ることができますよ。
こちらは自分の理想のフリンジの長さでOKなので1/2フリンジでもいいし、またはフリンジ部分を短めに2㎝ほどにしてもいいです。
デザインなのでお好きな長さまで編み模様を作ってください。
フリンジにする
最後に先程切った紐をフリンジにしていく作業です。お手持ちのクシで紐を解かしてください。
最初は解かしにくいので、 紐の先端から徐々に解かしていく のがポイントです。全体がバサバサに解けたらOKです。
最後にフリンジの長さを整えて綺麗に仕上げてください。
マクラメボトルを置いた時に、床に少し紐が付くくらいが理想な長さ です。
【平編み】のやり方は動画でもご紹介しております!ぜひ参考にしてみてください。↓↓
https://www.instagram.com/reel/Cod_dBWAUBL/?igshid=MDJmNzVkMjY=
完成
今回は100円ショップの園芸用ロープを使いました。
実際のマクラメ紐は、色んな色があるんですよ。ネットで購入できるので調べて見てください。
色を変えれば雰囲気も全く違うので好きな色を作ってディスプレイして、インテリア小物として楽しんでみてくださいね。
マクラメボトルの使い方
インテリア雑貨
マクラメボトルの使い方としては、おしゃれインテリア雑貨としてお部屋にポンと置けます。
小さな小物として、 トイレや玄関など狭い隙間に飾れる のも良い点です。
2、3個作り高さを変えてディスプレイすれば、 ワンランク上のインテリア としてお部屋を引き立たせてくれますよ。
小物入れ
マクラメボトルはもちろん空き瓶としてそのまま活用できます。
キッチンに置いて、コーヒーシュガーや飴などのお菓子入れとして、またはアクセサリー入れなど、細々した物を入れる収納にはぴったりでオススメです。
プランター
観葉植物はもちろん、生植を入れるプランターとしても活躍できちゃいます。
生植の場合、水やりの際お水が下に溢れるのを防げる ので、お部屋で植物を楽しめることができる優れものになります。
(その際、 植物から出たお水はビン溜まるのでその都度お水を捨てる ことを忘れずに)
いろんな空きビンでマクラメボトルを作ってみよう
家で使わなくなって捨ててしまうビンは沢山あるはずです。
今回ご紹介したような、ジャムやシャケフレークのビンなどの小ぶりで幅があるタイムの他にも、いろんな形でマクラメボトルを作って見てください。
ビンの高さがあるものや、太っちょのビンなど、 色々な種類のビンをマクラメボトルにするだけで、同じ編み方でも一つ一つ雰囲気が違う、味のある作品に なりますよ。
ビン以外でも、身近に溢れているペットボトルにマクラメ編みを施してみるのもおススメです。
お水を入れて、お花を生けて、花瓶に早替わり♡こんなおしゃれな花瓶、お店でも見た事ないでしょ?
おしゃれで素敵なアイテムがお家である物で作れちゃうなんて、とってもサスティナブルで素敵です!
サスティナブルを意識してみよう
サスティナブルという言葉、生活の中で聞きなれないと少しけんえんしてしまいますよね?私はそうでした。
難しそう、なんか偉い人たちがやっている運動で私なんかには...そんな考えが恥ずかしながらありました。
しかし、マクラメをやっている内に、これってサスティナブルな運動になっているでは?と気付きました。
簡単に出来て、しかも私たちの日常にある身近なものなので、ぜひ今回ご紹介するハンドメイドを楽しんでサスティナブルな活動に触れてみて欲しいです。
nahono
余暇プランナー
マクラメ雑貨を作っている作家のnahono...です。4歳、2歳の姉妹を育ててるママです。作ることが大好きで、子供の頃から編み物が趣味でした。結婚し、子供を産んでから『マクラメ』という手法に出会い、魅力に目覚めてしまいました。前職はファッションデザイナーをしていました。洋服もデザインも大好きです。キラキラした世界に見えますが、実は裏方はコツコツの積み重ねで出来てる世界。そんな裏側の仕事が大好き。コツコツ、細々、同じ作業を繰り返すのってすごくストレス発散、精神統一、になりますよ。そんなハンドメイドの魅力を伝えられたら嬉しいです。