マクラメバッグは、特有の凹凸がはっきりした特徴で編み模様が全面に楽しめるバッグなんです♡
マクラメ紐だけで編みこんだ「マクラメバッグ」は、ボヘミアンな雰囲気やハワイアンな雰囲気が満載!どこか異国情緒感じるおしゃれファッションアイテムなんですよ。
この記事でご紹介するのは、そんなおしゃれで個性的なバッグを作れるハンドメイド術。今回は、中級者向けです。
ハンドメイド好きさんには、やりがいのある内容になってますので、ぜひマクラメに興味がある方はチャレンジしてみてくださいね♪
世界に一つだけのオリジナルバッグを作っちゃおう!
マクラメバッグってどんなもの?
マクラメバッグとは、その名の通りマクラメ紐を編んで作ったバッグのことです。 マクラメ紐は毛糸などと比べて太く、しっかりした風合いです。なので、編み模様がハッキリ出るのが特徴なんですよ!ロープのように細い糸を積むので、1本の紐にしているマクラメ紐。 丈夫な上に伸び縮みしにくいので、バッグにするのはおおすめですよ。 編み模様や作り方で、いろんな雰囲気のバッグを作れるのでバリエーション豊富です♡
今回は中級者編ということで、マクラメ編みでとことこ作り込んでいきましょう! 大作となる大物のバッグを作りあげていきます! ご紹介するのは、編み方自体は難しくなく同じことの繰り返しの作業です。 ただ、バッグを作るということなので、使う紐の長さがとても長くなります。編む時間がかかるハンドメイドになりますのでご留意ください。でも、その分でき上がった時の達成感は十分あります!
ハンドメイドに慣れてる方は是非挑戦してみてくださいね♡
準備するもの
こちらのアイテムを用意してください。
- マクラメ紐1玉
- クリップ2つ
- B4サイズのカット板
- ハサミ
- メジャー
かなりのメーター数を使うことになるので、今回は市販のマクラメ紐を使用してください。
ネットなどでお手軽に購入できますよ♪
作り方
今回は長めのマクラメバッグの作り方をご紹介します!
紐を使う長さに切る
マクラメ紐
- 2m×24本 (12本)
- 1m×4本 (2本)
- 6m×2本 (1本)
- 30cm× 8本
- 50cm× 6本
バッグは裏表作ります。1枚あたりに使用する本数を( )で表記してます。
セッティング
まずは、編みやすいようにセッティングしていく作業です。B4サイズのカット版を用意してください。
そこに1mの紐を横に置きます。 紐の丁度半分がボードの中心になるように注意してください!
紐の両端にクリップでカット版と挟んで留めてください。
この1mの紐に2mの紐12本を結びかけていきます。
紐を掛ける
先程セッティングした紐に、結び編みをしていきます。
まず、1本の紐を取り2本どりにします。 2本どりした輪の方を持ち、横の紐に上から下に掛けていきます。
そして、輪の中に先端の紐を通します。ぎゅーっと下に引き、結び目を締めてしてください。
これの作業を12本同じように繰り返してください。
ダブルハーフヒッチ編み
さぁ、それでは編んでいきましょう!
まず 【ダブルハーフヒッチ】 という編み方を1列編みます。
ダブルハーフヒッチとは別名『横巻き結び』とも言います。 名前の通り、横に巻いて結ぶという技法。ダブルと書いてありますが、2回巻きつけますよ!
1mの紐を1本取ります。横に置きます。 左のクリップだけに挟み留めて置いてください。 先程の12本の紐達を、1mの紐に巻きつけていきます。
下から上にぐるっと1周回したら、さらに下から上に1周回します。
2回巻いてダブルハーフヒッチのでき上がり! これを12本分全て行ってください。
わかりやすい動画解説はこちらです↓
七宝結び編み
次は本体となるバッグの編み模様を作っていきましょう!
今回使用する編み方は 【七宝結び】 という編み方を行っていきます。七宝(しっぽう)とは、日本古来の和柄などにも使われてる伝統的な模様。七宝柄は、円をずらして重ねたように作った幾何学的な模様のことです。
そのような模様に似ているため、七宝結びと言われています。 七宝結びは、ネット状になるデザインになるので、編む回数を減らせるため比較的簡単で短時間で済みますよ♡ でき上がりもかわいいです!
それでは編んでいきましょう!
左から紐を4本とり、『平編み』をしていきます。
平編みは写真を参考にしてください。
この工程で1目と数えましょう!平編みを1目作ったら、隣の4本を使って平編みをします。 できたらまた隣の4本を使って、また次、、と繰り返し、1段全て平編みを編んでください。
次は2段目です。 2段目は、1段目に作った平編みの間に作っていくきます。
左の端2本は残して、4本とります。上の平編み2つから、それぞれ2本づつ紐を使います。 写真のように間の間隔を2cmにしましょう!
3段目は、1段目と同じ位置で編みます。
4段目は、2段目と同じ位置で編みます。
5.6.7....と繰り返し編んでいくことで七宝柄になります。
↑写真のように編み進めてください。
今回のバッグのデザインにするには、 13段 編んでいましょう!
同じものをもう1枚作ります。
繋ぎ合わせる
次は2枚を合わせて、繋ぎ合わせましょう!
合わせることで袋状になり、バッグに近づいてきましたね♡
合わせる時は、裏表があるので注意です! 裏合わせになるように、2枚を重ね合わせて置きます。
両端を 『まとめ結び』 で留めつけていきます。まとめ結びをする箇所はここ↓
下から順に、片側4箇所。 全部で8箇所です!
使用するのは30㎝の紐です。まとめ結びは3巻きしてください。
まとめ結びのやり方はこちらで確認ください↓
タッセルを作る
今度は下を留めつけて、袋状にしていきます。
タッセルを作るデザインにしますよ♡バッグのアクセントになるので、ポイントになる大事な部分で!
これも 『まとめ結び』 を使います。
先程七宝結びをした最後の平編みの束が6本あります。2枚重ね合わせた時に、その束を一緒にまとめ結びすることで留まります。
裏表2枚分、計8本の紐を持ち、そこにまとめ結びをします。
今回はデザインのアクセントになるように、まとめ結びの紐の幅は太くしたいので、5巻きしてくださいね♡
上の出た紐をハサミで切ってください。タッセルの長さは好きな長さに切ります。
持ち手を作る
最後の工程になりました。最後は1番重要な持ち手部分です。
持ち手は、上部2本の横の1mの紐を輪にします。 クリップを使って輪を固定するとやりやすいですよ!
輪っかの大きさは、1mの紐が隣に渡るほどの円です。
そこに、6mの紐を使って、 『ねじり結び』 をほどこして作っていきますよ!
6mの紐の2本どりにして、紐の中心を輪っかの4本の紐の下にして合わせてください。
そこから『ねじり結び』がスタートです。
ここでポイント! ほつれ防止のために、端の七宝結びの輪の中に通してからスタートしてください。
ねじり結びは、片方の紐のみが上になります。ずっと同じ繰り返しになります。
編んでいくと、ねじねじになっていきますよ♡
輪の半分まで編めたら、クリップを写真のように留めるとやりやすいです。
輪の最後まできたら、七宝結びの輪に引っかけてねじり結びをしてください。
後ろで片結びをして、余った紐は切ってくださいね!
わかりにくいので、記事最後の動画で確認ください♪
2つ作ったら、持ち手部分が完成です!
完成
完成です♡
1本の紐から袋状の布にまで作ることができ ました!
自分で1から作ったバッグが完成すると感動しますね♡編む時間はかかるので、ゆっくりできる時に進めてください♪もちろん、1日集中して短時間で行うこともできます!自分のペースで楽しんでくださいね!
トップ画像にありました、短いマクラメバッグは七宝結びの数を7段で作ってます♡作るのに慣れてきたら、是非自分の好きな長さで作ってくださいね♪
ボヘミアンなおすすめ飾り
シンプルに七宝柄を楽しむも良し!さらにおしゃれを楽しむも良し!できたバッグに飾りをつけてオリジナルバッグを楽しむこともおすすめです♡世界に一つのマイバッグになること間違いなしですね♪
そこでバッグの雰囲気に合う飾りパーツをご紹介します。
おすすめなパーツはこちら
- コンチョ
- ストーン
- ターコイズ
- 皮紐
- スタッズ
参考にしてみてくださいね♡ マクラメバッグは、カジュアルな服装でもフェミニンな服装でもどちらでも合いますよ! バッグ自体はシンプルですが、風合いがコットンなので優しいイメージです。コーディネートのアクセントになること間違いなしですよ!
ぜひ、マクラメハンドメイドにトライして素敵なマイバッグを作ってください♡
作り方は動画でもチェックできます↓
https://www.youtube.com/embed/03KsuozkM3c
nahono
余暇プランナー
マクラメ雑貨を作っている作家のnahono...です。4歳、2歳の姉妹を育ててるママです。作ることが大好きで、子供の頃から編み物が趣味でした。結婚し、子供を産んでから『マクラメ』という手法に出会い、魅力に目覚めてしまいました。前職はファッションデザイナーをしていました。洋服もデザインも大好きです。キラキラした世界に見えますが、実は裏方はコツコツの積み重ねで出来てる世界。そんな裏側の仕事が大好き。コツコツ、細々、同じ作業を繰り返すのってすごくストレス発散、精神統一、になりますよ。そんなハンドメイドの魅力を伝えられたら嬉しいです。