泉陽興業株式会社が東京都立葛西臨海公園にて経営している「ダイヤと花の大観覧車」がこの度、イルミネーション照明をフルカラーLEDへリニューアルしました。
LEDにすることで省電力化を実現し、環境負荷の軽減にも寄与できるほか、多様な演出を行うことも可能に。
このイルミネーション演出の初公開を兼ね、大観覧車の点灯セレモニーが葛西臨海公園で実施されました。
えどがわ百景にも認定された「ダイヤと花の大観覧車」
「ダイヤと花の大観覧車」は、2001年3月17日に東京都立葛西臨海公園内にオープンした、高さ117m・直径111m・ゴンドラ68台(各定員6名)の、オープン当時は日本最大として誕生した大型観覧車。
冷暖房を完備し、シーズン問わず快適に過ごせる約17分間の乗車中は、レインボーブリッジや海ほたる、都庁・東京タワー・東京スカイツリー・東京ゲートブリッジといった東京の景観から、房総半島・富士山に至るまでの景色を一望することができ「えどがわ百景」にも認定。
これまで様々な来場者に支えられながら、都民の憩いの場として、公園や地域の賑わい創出に貢献してきました。
イルミネーション照明をフルカラーLEDに一新
泉陽興業は4月28日に、大観覧車のイルミネーションをフルカラーLEDへリニューアル。
そして7月24日、大観覧車を臨む東京都立葛西臨海公園で、イルミネーションの点灯式が行われました。
点灯式に登壇した、泉陽興業 代表取締役社長の山田勇作さんは、
「本日ここに、夜空を彩る大変素晴らしい、多彩なオリジナリティあふれる光のアートをお披露目でき、大変嬉しく思っております。この照明演出が、葛西臨海公園から世界に発信され、公園の更なる活性化とベイエリアの魅力アップに貢献できましたらと思っております。」
と述べました。
集まった東京都・江戸川区の来賓紹介が行われたあと、本イルミネーション演出を手がけた照明デザイナーの石井幹子さんが登壇。
「どういうテーマでこの新しい光を演出しようかと思った時に、ここは成田空港から最初に東京に入るところなんです。現在、大勢の海外からの観光客が東京に訪れています。その方たちが最初にここを通過する。その方たちが最初にここに来て、この大観覧車が皆さんに“ウェルカム”と言ってほしい。また、それを感じていただいて、ウェルカムということで(大観覧車に向けて)手を振っていただきたい。そんな光の演出ができないかと思いました。」
と、今回のイルミネーション演出について語りました。
花や宝石・花火など多彩なイルミネーション演出を実施
近隣に住む住人からは「江戸川区で自慢のアトラクションです」「風が強い日でも安心して乗っていられる」という声も寄せられている大観覧車。
カウントダウンの合図でボタンが押されると、大観覧車はフルカラーLEDにより、色鮮やかに夜空を彩りました。
「TOKYO WELCOME WHEEL ダイヤと花の大観覧車」のLEDプログラムは「ようこそ!東京」という名称で、石井さんの語った通り東京へきてくれた方へ歓迎の想いが込められています。
プログラムでは、まず「HELLO TOKYO」という文字が流れた後、都の花である桜(ソメイヨシノ)や、江戸川区の花のつつじといった「花」、そしてダイヤモンド・サファイヤといった「宝石」の演出へ移行。
華やかな演出の後は、一転して静かな「夜空に浮かぶ星」をイメージした演出の後、続けて「3Dアート」によるダイナミックな演出も。
そして幻想的な「カレイドスコープ」を表現した後、締めくくりとして「花火」を模した演出を行い、一連のプログラムは終了。
約7分間の元素的なイルミネーション演出の後は、季節毎に設定されたシーズンカラーが映し出されます。
3〜5月は新緑のグリーンカラー、6〜8月は青空をイメージしたブルーカラー、9〜11月は実りの秋・稲穂をイメージしたイエローカラー、12~2月は冬空をカラフルに彩るレインボーカラーをそれぞれ設定。
点灯式を実施した7月24日は夏のシーズンカラーであるブルーで、東京の夜空を彩っていました。
本プログラムは17時〜22時までの時間で点灯されるので、ぜひお出かけやデートなどで、本大観覧車のイルミネーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ダイヤと花の大観覧車:https://www.senyo.co.jp/kasai/index.htm