年々成長を続けるEコマース市場。
かつてEコマースが伸長したとともに、実店舗は徐々に減少傾向にありました。しかし、実は現在リアルの場が注目を集めていることをご存知でしょうか。
年々成長を続けるEコマース市場の課題とは
経済産業省は、2023年に「電子商取引に関する市場調査」を発表。
この調査によると、2023年のBtoC向けのEC市場規模は約24.8兆円。2014年の約12.7兆円と比較しておよそ2倍ほどの伸長を果たしており、グラフを見ても年々伸び続けていることが分かります。
※出典:令和5年度電子商取引に関する市場調査(https://www.meti.go.jp/press/2024/09/20240925001/20240925001.html)
また、BtoB向けEC(企業間電子商取引)市場規模も465.2兆円に達し、前年比で約40兆円ほど増加しました。
このように現在も伸長を続けるEコマース市場ですが、実は「専門的な知識を持つ従業員を確保する必要がある」「データセキュリティ対策が必須」といった課題も挙がっています。
リアル店舗が再評価!
EC市場の拡大や利便性が向上したことに加え、コロナ禍の影響で閉店してしまう実店舗が多数出たことは記憶に新しいでしょう。しかし、現在は実店舗などのリアルな場が再び評価されつつあります。
海外では買い物客の誘致を図るべく、ポップアップストアやデジタルマーケットプレイスといった催しを積極的に行い、商品に触れられる機会の提供や特別な体験ができる場を創出することで、Eコマースとの差別化を図っており、復活を果たしつつあるのだとか。
リアルでの体験に勝るものはありません。
Eコマース市場が伸びるこの時代を生き残るためには、再評価され始めているリアルでの体験に付加価値を与えたり、最新のトレンドを取り入れることが重要と言えるでしょう。
最新トレンドは展示会で集めよう
「展示会」はなぜ頻繁に開催されているのかご存知でしょうか。
そもそも展示会とは、企業の製品・サービスの認知度を高めるためのプロモーション施策の1つ。
製品・サービスを展示することで目を惹き、展示ブースに集まってきた人に対してスタッフが説明などコミュニケーションをとることで、認知の拡大だけでなく新たな顧客・ビジネスパートナーの獲得を図ることができる場です。
「情報なんてインターネット上で調べればすぐに出てくるじゃないか!」と考える方もいるでしょうが、そういった情報は“既に出回っているもの”ばかり。
そのため、オンラインではまだ多くの人が知らない新鮮な情報や今後のトレンドを得ることは難しいものですが、展示会ではそれらを直接知ることができます。
また、各ブースにはそれぞれの企業の担当者もいるため、情報交換の場としてもうってつけ。
筆者も取材で展示会には頻繁に足を運びますが、毎回展示会には非常に多くの方が訪れており、最新のトレンドをチェックしたり、スタッフらと積極的にコミュニケーションを取っている姿を目にします。
「最新トレンドを知りたい」「鮮度の高い情報を集めたい」という方こそ、展示会に足を運ぶべきと言えるでしょう。
最新フードに出会える展示会「FOODEX JAPAN 2025」をご紹介
東京ビッグサイトでは様々な展示会が期間ごとに随時開催されています。
2月19日〜21日まで「SMART ENERGY WEEK[春]」が行われていましたが、2025年3月11日~3月14日からは、一般社団法人日本能率協会がアジア最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN 2025」を開催。
1976年より毎年開催し、今年で50回目を迎える本展示会には、世界70カ国・地域から約3,000社が出展。
最新の食品・飲料に出会える場として、例年関係各位から高い評価を得ています。
FOODEX JAPANでは毎年フードトレンドを予測しており、今年は食事の味を引き立てる“ペアリングワイン”が特に注目を集めているそう。
イタリアンやフレンチに留まらず、和食・中華をも「引き立てる」ワインの消費がZ世代を中心に増加傾向にあり、今後も市場が拡大していくと予測。
これを受け、今年のFOODEX JAPANでは国内最大級のワイン展示エリア「FOODEX WINE」が新登場し、ノンアルコールワイン・ 低アルコールワイン・ナチュラルワインといった450種類以上のワインが集結します。
本展示会の来場には事前登録が必須となるので、興味がある方や食の最新トレンドなどを知りたい方は、ぜひ公式サイトなどから登録し、開催期間中に足を運んでみてはいかがでしょうか。
URL:https://www.jma.or.jp/foodex/