酒類ブランドを展開するイギリスのディアジオ社が所有し、キリンビール株式会社が販売を行っている「ギネスビール(以下、ギネス)」は、昨年6月12日にサッカープレミアリーグとのグローバルパートナーシップを締結。
これを記念し、元サッカー日本代表の李忠成さんをゲストに迎えたトークイベント、そしてプレミアリーグのパブリックビューイングを「HUB 新宿区役所通り店」にて開催しました。
李忠成トーク&プレミアリーグ・パブリックビューイングイベントが開催
ギネスは1759年にアイルランドで誕生したブランドで、世界の約150カ国で楽しまれている、独自の技術による極めてクリーミィな泡となめらかな喉ごしが特長の上面発酵のプレミアムスタウトビール。
ビターチョコのようなほのかな苦みと甘みのバランスで、自分へのご褒美のような贅沢な時間を楽しむことができます。
そのギネスが世界有数の競争力と魅力を誇るイングランドのプロサッカー1部リーグ「プレミアリーグ」とグローバルパートナーシップを締結し公式ビールに。
これを記念し「HUB 新宿区役所通り店」で開催されたトークイベントには、元サッカー日本代表として活躍し、プレミアリーグのサウサンプトンFCに所属されていた李忠成さんが登壇しました。
トークイベント冒頭では、李さんから“乾杯”を意味する「Cheers!」の掛け声で、イベントの開催を祝いました。
プレミアリーグの特徴を聞かれた李さんは、
「僕はいつもバスケットボールに例えるんですけど、ゴールとゴールまでの展開がとにかく早いんです。スペイン(のリーグ)とかだとボールを回しながらビルドアップしていくのですが、プレミアリーグはとにかく激しい。自陣にボールがあったかと思ったら、もう次は相手陣地にあってシュートを打っている。このスピード感がプレミアリーグの1番の特性ですね。」
とコメント。
また、クラブがお金をかけられることから、選手の入れ替わりも非常に激しく、厳しい環境であるとも語っていました。
年俸も桁違い!プレミアリーグの待遇に驚きの声も
プレミアリーグとJリーグの違いについて聞かれた李さんは、
「まず年俸が圧倒的に違います。僕がいた当時、僕(の年俸)で2億円でした。だけど、これでも平均より低いんですよ。なので、他の選手たちも今はもっともっと物価も上がってるし、価値も上がってると思うんで、これから見る選手たちは大体平均3億以上もらってますね。最低でもです。」
とコメント。
さらにJリーグとの大きな違いについて、選手への年俸だけでなく施設・設備にかけられる金銭面の規模が異なっている点だと李さんは続けます。
「サウサンプトンはイングランドでも一番南の方。当時(EFLチャンピオンシップ時代)はマンチェスターへ8時間かけてバスに乗って試合をしに行っていました。それがプレミアリーグになる(昇格する)と、プライベートジェットにすぐ変わります。それくらい選手ファーストなんですよ。」
と解説。
また移動用のバスも大型になり、キッチン(料理人も同乗)やWi-Fiも完備されるなど、移動環境が激変したと説明。
さらに、
「プレミアリーグになると、選手の年俸も平均してとっても高いんですが、アウェイの試合の時に前乗りすることもあって、ホテルで食事をしますよね。すると、食事をした後にみんなが隣の会場の方にどんどん流れていくんですよ。食事の後に何をやっているのかな…と思って僕も行ってみたんですが、そこではアタッシュケースを持った時計商が列をなして高級腕時計を販売していて、選手たちもどんどん買っていたんです(笑)」
と異様な光景を目撃したことも話し、会場に集ったファンを驚かせていました。
また、今回開催されたイベントでは、ギネスビールなどを無料で楽しみながらトークイベント後のノッティンガム・フォレスト対ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦を観戦できるものとなっており、
「(オリジナルアートワークを施した特別なギネスビールを見て)これ凄いですね!絶対写真撮った方がいいですよ、これは。あとさっき聞いたんですけど、これ無料なんですか!?とてつもないイベントですよこれは!ギネスさん、HUBさん、ありがとうございます!」
と会場を笑わせる場面も。
その後も参加者からの質問や写真撮影などを行い、交流を深めていた李さん。
「現役時代はどんなことを考えながら、もしくはどんなことにポイントを置いて上手くなろうとしていましたか?」という質問に、
「簡単です。サッカーって1人ではできないじゃないですか。なので、僕はパートナーを見つけていました。パスを出してくれたり、ワンツーができるパートナーだったり。上手くなりたければ、パートナーを見つけるのが一番です。」
と語りました。
李さんとの交流を楽しんだ参加者たちはその後、ノッティンガム・フォレストと三苫選手が所属するブライトン&ホーヴ・アルビオンの試合を観戦。
ブライトンが攻める場面で大きく盛り上がった会場。
残念ながら試合はブライトンが7-0と大敗を喫してしまったものの、会場に詰めかけた参加者同士で交流している様子も見られ、全員が楽しむ中で本イベントは終了しました。
ぜひ皆さんもギネスビールを手に、スピード感が違うと李さんも説明するプレミアリーグの試合を観戦してみてはいかがでしょうか。