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沖縄はアジア唯一の世界5大長寿領域「ブルーゾーン」!ウェルビーイングの聖地で行うワーケーションの効果とは


沖縄県は、新たな沖縄観光の在り方を考慮する中で、リモートワーク等に象徴される「働き方」や「生活様式」が大きく変化した現在の社会状況を加味し、沖縄に滞在して頂くために新たな観光ツールとして「沖縄ワーケーション促進事業」を実施中。

日本国内でありながら、時間に追い立てられない環境と豊かで美しい自然の中、ウェルビーイング(心身の健康や幸福)を研究している7社の協力のもと、各社の社員がワーケーションの実証体験を2022年に行いました。

 

沖縄をウェルビーイングの拠点に!「沖縄ワーケーション促進事業」実施中

 

沖縄は世界5大長寿領域「ブルーゾーン」の1つ

「ブルーゾーン」とは、世界でも長寿かつ健康に暮らす方が多い地域を指す言葉で、イタリアの疫学者で医師のジャンニ・ペス氏がイタリアのサルディーニャ島を指して作った言葉が始まり。

「イタリアのサルディーニャ島」、「アメリカ・カリフォルニア州のロマ・リンダ」、「コスタリカのニコヤ」、「ギリシャのイカリア島」、そして「日本の沖縄」の5つの地域がブルーゾーンと呼ばれています。

運動・食事などの「生活習慣」のほか、ブルーゾーンに住んでいる方々は「はっきりとした人生の目的」を持っており、スローライフを楽しんで家族を大切にしていることが長寿の秘訣となっているようです。

このブルーゾーンの中で、沖縄は唯一のアジア圏にあること、そして私たち日本人にとっても比較的現地に行きやすい国内であること、働き方改革によってワーケーションが注目を集めていることなどから、沖縄県は「沖縄をウェルビーイング(心身の健康や幸福)の拠点にする」ための取り組みを実施中。

この取り組みを紹介した「ワーケーション会議 in 沖縄Next」は、400人を超えるオンライン視聴者が参加するなど、大きな反響があったそうです。

 

沖縄のワーケーション実証体験に「聖地だと言っても過言ではない」

2022年に、MS&ADインターリスク総研、住友生命、デロイトトーマツグループ、日本経済新聞社、丸井グループパーソルホールディングス、三井不動産、三井住友トラストホールディングスから、20代〜50代の男女社員23人が参加したワーケーション実証体験。

各企業の協力のもと2泊3日の日程で行われたこの実証体験は、初日に数十万年前に鍾乳洞が崩れて出来た神秘の谷「ガンガラーの谷」でのシンボリックアクション勉強会の後、那覇市内で夕食。

2日目にワーケーションを各自行った後、聖地リトリートを琉球セラピストが案内。その後、南城市で夕食と地域芸能に触れ、地元の方々との交流も行なっています。

最終日は那覇市で琉球薬膳料理やブルーゾーン料理の講座を受け、実証体験は終了となりました。

実際に体験した方々からは、

「沖縄は、バケーションやリゾートのイメージが強かった期待が大きかったが、健康食も体験でき、社内のコミュニケーションも良くなった上に参加した企業同士の繋がりが強くなり、東京に帰ってきても、連絡を取り合うなど特別な関係が構築できた。」(40代女性管理職)

「沖縄に滞在しながら、会議など仕事をしていると、5分の休憩でも非日常なリフレッシュができ、仕事がはかどった。」(30代IT系男性)

「沖縄にはより良く生きている地元の人のおおらかさを感じられ、現代社会に不足している“つながり”がある。社会のニーズである、well‐Beingは沖縄が聖地だと言っても過言ではない。」(40代管理職男性)

「プログラム全体を通して、PersonalWell‐beingに資するものとして、自分に向き合うことによって得られるもの、他者との対話により得られるものがあると気が付いた。沖縄は両方を体感することができ、とても有意義だった。」(30代女性会社員)

「沖縄がアジア唯一、世界五大長寿領域“ブルーゾーン”の一つと初めて知ったが、大らかで幸せそうな地元の人々に触れ合い本質的なWell‐beingが沖縄にはあると感じた。」(50代男性管理職)

と非常に高い評価をされていました。

 

ワーケーション先を選ぶ基準は「都会で出来ない過ごし方」が1位に

ワーケーションをする際、「滞在先を選ぶ時に何を重視するか」について尋ねた質問の回答は、このような結果に。

参加者の多くがワーケーションの滞在地として重視しているのは、Wi‐Fiなどの設備環境だけではなく、「都会でできない時間の過ごし方」「リフレッシュ/気分が転換できる」「食や体験を通して健康になれる」など、精神的なメリットを重視する声が多数。

折角普段あまり行くことがない場所に滞在して仕事を行うのであれば、その地域でしか出来ない体験をして、心身共にリフレッシュしたいと考えるようです。

もちろん仕事が出来る環境というのは大前提ながらも、都会で過ごす「時間に追われる」日常から離れてウェルビーイングを得ることを重視される傾向にあるようです。

 

ワーケーションに向いている人の特徴

「仕事と休暇はどちらでも学びの機会がある。ワーケーションに向く人はきっちり区別しない人だ。」

予防医学研究者 公益財団法人 Well-being for Planet Earth 代表理事の石川善樹氏はこう語っています。続けて、

「沖縄はバケーションの色彩が強いからこそ、真面目な日本人が来ればバランスが良くなり、新しいイノベーションが起きやすい。沖縄の最大の魅力は人だ。関係を長く続けるには地元のプレーヤーとの交流が必要だ。来県者と地元のつながりの場をつくることがワーケーションを広げるきっかけになる。」

とコメントし、地元の方々との交流が、新たな広がりを見せると話します。

「ただ目的地に向かうより、多様な場所に行く人が地元でつながりを生みやすい。研究でイノベーティブになる時間は移動中が効果的ということが明らかになっている。飛行機で来県し、県内でも移動時間がかかるが、それは発想の時間と捉えると物事の見方が変わる。」

石川氏はこう話され、移動を「イノベーティブを刺激する時間に使う」という捉え方も紹介されていました。

 

アジア唯一のブルーゾーンであり、実証体験でも好意的な意見が殆どだった沖縄県でのワーケーション。

現在も長期滞在をしてもらうための観光ツールとして、ワーケーションの拠点として認知してもらうべく、多数の取り組みを行っています。

「どこか観光地でワーケーションしたいな・・・。」と考えている方は、ぜひこの機会に沖縄でワーケーションをしてみてはいかがでしょうか。

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