年末年始は仕事にプライベートに大忙しのシーズン。自分でも気づかないうちに自然と疲労が蓄積してしまってはいませんか?体の疲労だけではなく、忙しさは時に心にもダメージを及ぼす原因になりますが、不調を感じる前にきちんと自己コントロールすることでリセットしていきたいものです。この記事では忙しい時こそ意識したい“ひとり時間”の大切さとおすすめの過ごし方についてみていきましょう。
ひとりで過ごすメリットとは?
忙しい状況が続くと余裕がなくなって自分を見失いがちになってしまうもの。「心を亡くす」と書くように、楽しさや喜びなどの感覚が鈍くなりちょっとした出来事にもイライラしやすくなってしまいがちです。
いつもよりイライラしてるかも?と察知することができた時は、周囲と関わる時間を一時的にシャットダウンし、一人になる時間を意識して持つように心がけてみましょう。
たとえわずかであっても静かな時間を過ごすことでふっと心が鎮まり、自分自身を顧みたりストレスが緩和できたりと、気持ちに余裕が生まれやすくなります。
おすすめの過ごし方3選
ひとり時間、あなたならどんなことをして過ごしますか?ここではよりリフレッシュできるおすすめの過ごし方を3つご提案します。
1.何もしない
忙しさの中にいる時、私たちは常に周りや自分自身からの要求に絶えずさらされている状態です。このため何事にも縛られず、何もしない自由な時間をわずかでも確保することは自分をいたわるためにとても大切。
例えば、朝目が覚めた時の10分間カーテンを開けて太陽の暖かさを感じてみたり、鳥のさえずりに耳を澄ませてみたりするなど何気ないことでOK。
何かをする、考えることを意識的にストップして心を静かに保つ時間を持ちましょう。
2.お風呂でリラックス
忙しい時は自律神経が乱れやすく、常に交感神経が高ぶった状態になりがちです。そんな時はゆっくりとバスタイムの時間を設けて意識的に心身をゆるめることもおすすめ。
シャワーだけで済ませず40℃以下のぬるめのお湯に肩までつかって体を芯から温めることで、自然と交感神経から副交感神経へスイッチが切り替わります。
3.瞑想やヨガで心に空間をつくる
ヨガ哲学からみる、心に余裕を持つことの大切さ
ヨガの八支則「ヤマ(禁戒)」の一つには「アヒンサー(非暴力)」という教えがあります。暴力というと大げさに聞き取れるかも知れませんが、行動だけでなく言葉や考え方すべてに当てはまること。
一緒にいる人を言葉で傷つけてしまう、気持ちを無視して自分自身を犠牲にしたり、卑下してしまったりするなども暴力と言えるのではないでしょうか。特に忙しさに駆られて自分を見失ってしまいそうな時ほど大切にしたい教えの一つかもしれません。
忙しくイライラしたときは一旦立ち止まり顧みながら、自分をいたわって大切にすること、身近な人にも思いやりを持って接する余裕の気持ちを忘れないでいたいもの。
そのためにも心の声に耳を澄ませるひとり時間は大切です。
誰もが忙しく心を亡くしがちな年末年始。一日のうちわずかな時間でもひとり時間を持つことで、自分にも他者にも優しく接する心の余裕を持てる状態で過ごしたいものですね。