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東京湾を車窓に映しながら渋谷 新宿 池袋を駆け抜けた電車が心機一転! 九州 唐津湾の海辺を行くローカル線へと転身


フリマアプリのメルカリや、リアル店舗&ネット販売のオフハウスやハードオフといった中古リユースで、ありとあらゆるモノが売り買いされているなか、ビジネス界の運送業・輸送業にも、これまでにない“モノの売り買い”が起きている。

たとえば鉄道。鉄道車両も、これまでにない売り買いが起きて、鉄道好きや鉄オタ、鉄道ニュースなどをざわつかせている。

今回は、そのなかでも「まさか」なトピックスに注目。

これまで中古鉄道車両は、JR各社や大手鉄道事業者などが、地方の小さなローカル私鉄や第三セクター鉄道などに譲渡するという売り買いが一般的だった。

最近では、JR東海の在来線で走っていた 211系 通勤電車が、三岐鉄道(三重県)や流鉄(千葉県)へ渡ったのも大きなニュースだった。

千葉県の流鉄(流山電鉄)はJR東日本 常磐線と線路がつながってるなか、JR東日本の車両ではなく、JR東海の車両が渡ったというのも、おもしろい。

それ以上に、これまでにない、鉄オタだけでない、沿線地元民も驚いたインパクトがある中古車両売り買いトピックスとは―――。

りんかい線の電車がJR九州へ

「りんかい線の電車がJR九州へ行くってほんと!?」

みんなそうびっくりした。

JR九州へと渡るりんかい線の電車は、東京臨海高速鉄道 りんかい線(大崎〜新木場)開業当初から同線や乗り入れ先のJR東日本 埼京線を走ってきた、70-000形。

画像の電車が 東京臨海高速鉄道 70-000形。ななまんがた と 呼ばれている形式で、1995年から当時の川崎重工業でつくられたくるま。

JR東日本 埼京線へ乗り入れ前提でつくられたくるまで、当時、JR東日本の東京圏エリアで活躍していた209系という形式にあわせたつくりで登場した。

新型車両も登場し、いよいよ定年退職へ

りんかい線 70-000形 初期車の登場からことしでちょうど30年。

鉄道車両は一般的に30年がひとつの“定年退職期”で、大手鉄道会社の車両はだいたいがこの30年という節で、入れ替えたり、大規模更新などを手がける。

東京臨海高速鉄道 りんかい線 70-000形 は、乗り入れ先(相互直通運転先)のJR東日本 埼京線の電車たちが、すべてまるっと新しくなっていくなか(画像左 JR東日本 E233系)、また同じ世代の JR東日本 209系が廃車や地方へと姿を消していくなか、いまも元気で若い世代といっしょに走ってきた。

そしていよいよ りんかい線 にも 新型車両 71-000形(JR東日本 E233系 準拠)が登場するってことで、いよいよ 70-000形(JR東日本 209系 準拠)が姿を消すかというタイミングだった。

そこにJR九州がスカウト

JR九州は、そろそろ定年退職をむかえるこの りんかい線 70-000形に目をつける。

この りんかい線 70-000形を中古購入して、JR九州 筑肥線(姪浜〜唐津/福岡県・佐賀県)の筑前前原〜西唐津で走っている JR九州 103系1500番台(3両編成 画像)をこれで置き換える見込み。

JR九州 103系1500番台は、当時の国鉄が1982年からつくったくるまで、りんかい線 70-000形よりも10年以上の年の隔たりがある。

ボディは鋼鉄製で、りんかい線 70-000形はステンレス製。70-000形の足回りは VVVFインバータ制御 の“当時の省エネタイプ”で、70-000形への置き換えによって軽量化・省エネ化などが見込める。

車窓は東京湾から唐津湾へ

ここで、鉄道好きや鉄オタが気になるのは、りんかい線 70-000形 が、何両編成に変更されて何本がJR九州に渡るのか。

10両編成で りんかい線・埼京線 を走る 70-000形 が、JR九州 筑肥線 3両編成にあわせて3両を組むか。

縮小化&効率化時代にあわせて、2両編成にするか。

その手前で驚いたのは、JR各社間での中古車両の売り買いではなく、第三セクターの 東京臨海高速鉄道 から JR九州へと渡る電車が出てきたとは……。

これもシェア時代の新しい動き。

東京圏で活躍した 第三セクターりんかい線 の電車が、短い編成になって、九州・唐津の虹ノ松原の海辺を走る―――。

新木場手前でみえた太平洋・東京湾から、日本海・玄界灘・唐津湾の車窓へ。今後のゆくえが楽しみ。

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