ずっと細い線を書き続けられる便利なシャープペンシル。しかし使いやすい反面、芯がなくなるたびに、ノック(芯出し)しなければならないので、集中力が途切れることがある。このわずらわしさを解決したのが、ノックなしで書き続けられるオートマチックシャープ『ノクフリー』だ。自動で芯が出てくるから集中力が持続しやすく、書き続けられるという。画期的な機能を持ったシャーペンの使い心地をたしかめてみよう。
自動芯出し機能付き! 全8色のくすみ系カラーがかわいい次世代シャープペンシル
サンスター文具(東京都)は、キャラクターやアイデア文具・雑貨の企画・開発・製造から、販売までを手掛けている文具メーカー。日常生活を便利に快適にする魅力的な商品を数多く展開している。
この度発売されたオートマチックシャープ『ノクフリー』(W14×H146×D10mm・12g・8色・希望小売価格 税込495円・2023年10月下旬発売)は、自動で芯が出てくる画期的なシャープペンシル。ノックする必要がないから集中力が途切れにくく、筆記に集中できるというわけだ。
自動で芯が出るといっても電動ではない。文字を書くたびに(ペン先が紙に当たるたびに)芯が出てくる構造となっている。詳しい構造については執筆時点で公開されていないが、一般的なシャープペンシルと同じサイズで実現しているのは驚きだ。
軸は、透明な外側と色のついた内軸の二重構造。
クリップをスライドさせるサイドノック式でも芯出しできる(1回目のみノックが必要とのこと)。
ラバーグリップが使われており、滑りにくくなっているようだ。
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左から、クールブラック、コーラルレッド、アイスホワイト、ナイトネイビー、オーキッドピンク、ミントブルー、ラテベージュ、セピアバイオレット
カラーは全8色。いずれもくすみ系の落ち着いたカラーがかわいいデザインとなっている。
書いても書いても書き続けられる! ただし、芯は長めに出したい派は要注意
それでは『ノクフリー』の画期的機能を体験してみよう。
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ラバーグリップのおかげで安定して書ける
文字を書いたり記号を書いたり、ノートに書き続けてみた。すると、一度もノックすることなく紙いっぱい埋め尽くしているではないか。いつもなら何回もノックしているはずなのに、一体どういうことだろうか。
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芯を支えるガイドパイプが沈み込み、隠れていた芯が出てくる
よく観察してみると、芯がほぼなくなると同時にペン先がわずかに沈み込み、紙からペンが離れるタイミングで芯がニュッと出てきたではないか。
どうやらペン先が紙に当たると、その分沈み込んで隠れていた芯を露出させ(芯は沈みこまない)、紙から離れるタイミングで芯を送り出す機構のようだ。つまり、ペン先がノックの役割を果たしているのである。
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副次的な効果で芯も折れにくく感じた
いろんな書き方でためしてみたところ、普通に書いていて芯が出るのは1mm未満のごくわずか。そのため芯を長めに出したい人には不向きかもしれない。また、筆圧が極端に弱い人やペンを大きく傾ける人(目安で45度くらい)は、ペン先が押されないため芯が出てこない可能性があるようだ。とはいえこれらは極端な場合であって、通常書く上では気にならないだろう。
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一般的なサイズなのでペン入れにも問題なく収納可能
ノックが不要になった『ノクフリー』。集中力を維持し、途切れず筆記への没入感が増した気がした。ノック音がないので、図書館や自習室などでも周りを邪魔せず活躍してくれそうだ。
『ノクフリー』は、全国の⼤⼿量販店、⽂具専⾨店、オンラインショップで発売中。