国民的ロングセラー商品「ベビースターラーメン」が、おやつの常識を打ち破るべくコラボしたものは、なんと日本酒! その名も『若エビスタ~』という遊び心あふれるオリジナル日本酒だが、なぜおやつと日本酒がコラボするのか? そして気になる味わいを、おためししてみることに!
いまの大人もかつては子ども! 見た目も名前もパンチだらけの日本酒が爆誕した理由
包み紙のインパクトが抜群の日本酒が、今回紹介する『若エビスタ~』(500ml瓶・価格 税込1,430円・2023年4月18日発売)だ。記者は数多くの日本酒を嗜んできたが、この包み紙の印象を超えるパッケージには出会ったことがない。
遠くから見ると毛糸のようなものは、アップで見てみるとどこかで見覚えがあるような……。特徴的な『若エビスタ~』という響きにもどこかなじみがあるような……!
そう、『若エビスタ~』とは、国民的おかしメーカーであるおやつカンパニー(三重県)のロングセラー商品「ベビースターラーメン」と、今年創業170年を迎える老舗酒造メーカーの若戎(わかえびす)酒造(三重県)が、コラボして生み出されたオリジナル日本酒なのだ。両社とも三重県という共通点はあるが、おかしと日本酒のコラボとはなかなかにパンチが効いている。
製麺技術を応用した独自製法によって、1959年から愛されてきた「ベビースターラーメン」。バリボリとした食感と、独自のチキンスープの味わいは想像しただけで口の中に蘇ってくる人も多いのでは? そしてかつて子ども時代に愛した味を、大人になってお酒を飲むようになっても忘れられない人がたくさんいる…。
そこで昭和から平成、そして令和の世の中で、60年以上に渡っておやつとして親しまれてきた「ベビースターラーメン」が、その常識にとらわれることなく挑戦していくコラボ企画の一環として、今回のオリジナル日本酒『若エビスタ~』へと繋がったのだ。
ちなみに、『若エビスタ~』は「ベビースターラーメン」味の日本酒ではない。2社間で利き酒を重ねて、「ベビースターラーメン」の味わいにマッチするように、三重県産のお米「みえのえみ」や、三重県酵母「MK5」など三重県の素材にもこだわって醸造した珠玉の1杯となっている。
【日本酒×ベビースター】『若エビスタ~』と「ベビースター」のマリアージュはどういうことになったのか
それでは『若エビスタ~』をグラスに注いで、「ベビースターラーメン」と一緒にいただいてみることに。
ちなみに、包み紙をはがすと極めて上品でシンプルな佇まいとなる。
まずは改めて「ベビースターラーメン」の味わいをチェック。記者は久しぶりに食べたが、食感の楽しさとともに、噛めば噛むほどじわじわと優しくチキンの旨味が口の中に広がってくる味わいに、懐かしさを感じた。
続いて『若エビスタ~』の味わいも確かめてみる。すっきりとした飲み口ながら、キレ味ある日本酒らしい芳醇さが美味しい1杯だ。両者の味わいをチェックしたところで、マリアージュして一緒に味わってみる。すると、飲み口が非常にマイルドになり日本酒の味わいが「ベビースターラーメン」の味わいを上品に引き立ててくれている印象だ。
かつてはバリボリと食べていた「ベビースターラーメン」の違った魅力に、日本酒とともに噛みしめるようにいただけた大変に貴重な体験となった。
慣れ親しんだ「ベビースターラーメン」の新たな味わい方を楽しめる『若エビスタ~』。あのとき子どもだった人たちに、おやつの常識を超えた日本酒とのコラボを、ぜひ体験してみてほしい!
※お酒は20歳になってから