ぜんざいを自分で作ろうと思うと手間がかかる。しかしこの『レンジで簡単ぜんざい』であれば、電子レンジでチンするだけで本格的なぜんざいが楽しめる(お餅がほしい場合は別途用意)という。それでは確かめてみよう。
小豆を煮る手間なし! 1分程度で簡単にぜんざいが楽しめる
夏は「あずきバー」、冬は「あんまん」、定番缶入り「ゆであずき」などの小豆製品で知られる菓子メーカー・井村屋(三重県)による『レンジで簡単ぜんざい』(150g・実勢価格 税込145円)。
電子レンジ調理に対応したぜんざいで、開封せず袋のまま電子レンジで加熱するだけで、しっかり煮込んだ小豆風味豊かな汁ができあがる。あとはお餅を入れれば、ぜんざいの完成だ。加熱時間は500Wで1分20秒、600Wで1分10秒となっている。
原材料は砂糖(国内製造)、小豆、食塩のみと非常にシンプルながらも、沖縄県久米島「球美(くみ)の塩」を使用とこだわりを感じられる。なお、井村屋『レンジで簡単おしるこ』も販売されていることが判明。ちなみに、地方によっても違うが、一般的にこしあんで汁感のあるタイプがおしるこで、汁なしで粒あんを使うのがぜんざいだ。どちらも、お餅や白玉などを入れることが多い。
『レンジで簡単ぜんざい』をレンチン1分、熱々粒あん感がおいしい!
それでは、『レンジで簡単ぜんざい』をいただいてみよう。たった1分程度加熱するだけで、本当に温かくなっているのか不安であった記者。しかし、不安は見事に打ち消され、熱すぎずぬるすぎない温度でできあがった。
まず一口食べてみて感じたのは、小豆の量の多さだ。この手の即席タイプのぜんざいは、おどろくほど小豆の量が少ないことは珍しくない。しかし『レンジで簡単ぜんざい』は、スプーンで口へ運ぶ度に、小豆の味がたっぷりと堪能できるのだ。小豆本来のホクホクとした食感と、ほどよく固い皮の食感のコンビネーションがたまらなくおいしい。
甘さはやや控えめであるが、一人で食べきるのならこの程度がちょうど良いと思う。口の中に甘ったるさが残ることなく、すっきりとした甘さだ。お餅によく合うと思う。ちなみに、塩こんぶと一緒に食べるとぜんざいの甘さが引き立つのでおすすめだ。
小腹が空いたときは『レンジで簡単ぜんざい』のみで。もう少し満腹感が欲しい場合は焼いたお餅を入れるのがおすすめだ。アツアツでとろみのあるお餅に小豆が絡むことで、さらにぜんざいのうま味がアップする。温かい緑茶と一緒にいただくと、より一層おいしくいただけると思う。
ぐつぐつ小豆を茹でて作ったのと、変わらないおいしさが手軽に楽しめるのがいい。
入手は全国のスーパーやコンビニなどで可能だ。