心理テストの質問
今回は「あなたの空気を読むスキル」がテーマ。
私たちが社会で生きていく中で、空気を読む能力は非常に重要なスキルとなっています。
しかし、空気を読み過ぎるのもストレスのもとになってしまったりするので、加減が大事。
この心理テストでは、あなた独自の「空気を読むスキル」の特徴と、行動の傾向を探ります。お気軽に診断してみてくださいね。
【質問】
風邪を引き、かかりつけの医院に行ったあなた。
待合室で、おばあちゃん2人組が大声で話していました。
「遠慮しなくていいわよ、私が帰りは送ってってあげるわよ」
「いいの?本当に?貴女の旦那さん、『アイツは帰りが遅い』って心配しない?」
「そんなわけ無い無い!全然気にしないで」
さて、この後、おばあちゃん達はどうしたと思いますか? A~Dの選択肢の中から直感で選んでください。
A. 帰りは送ってもらうことで話がまとまり、2人仲良く病院を後にする。
B. 帰りをどうするかまだ決まってないうち、片方が診察に呼ばれて話は中断。結局2人は別々に帰る。
C.「旦那さんは心配しない?」の言葉から、話題は互いの伴侶の病気自慢に発展。その流れで結局、2人は一緒に帰る。
D.「旦那さんに悪いわ」の一点張りで、結局送っていく話は立ち消え。2人の話はその後、違う話題となり、そして別々に帰宅。
心理テストの診断結果
A「帰りは送ってもらうことに…」を選んだあなたは……「思いやりの人」
Aの選択をしたあなたは、他者の感情や状況を瞬時に察知する感受性を持っています。
この選択をした背景には、あなたが日常の中で他者の感情や微細な変化を敏感に捉える能力を持っている、ということが考えられます。
その結果、人々の心の中の動きを直感的に理解し、その上で行動を起こす傾向が見られるのです。
これが、「思いやりの人」としての診断結果に繋がります。
この思いやりのスキルは、日常生活のあらゆる場面で活かされます。
グループの中での調和を重視するあなたは、人間関係を円滑に進める役割を果たすことができます。
会話の中で相手の気持ちを先読みし、適切なアドバイスや励ましの言葉をかけることで、深い絆を築くことができるでしょう。
しかし、他者の気持ちに敏感な分、自分の感情や意見を疎かにしないよう注意が必要です。
自分自身の考えや意見も大切にしましょう。時には自分を優先する勇気も必要です。
B「片方が診察に呼ばれて話は中断…」を選んだあなたは……「リアル主義者」
Bを選んだあなたは、状況や出来事を冷静かつ客観的に捉える能力を持っています。
あなたがBを選んだ心理的背景には、内面に、自分自身の確固たる判断基準を確立しているということが考えられます。
このような性格が、「リアル主義者」としての診断結果につながる要因です。
いわゆる「空気を読む」という観点で考えると、「空気は読まない」タイプですが、その代わり、状況や出来事を正確に「読む」ことが出来るのです。
あなたは何らかの事実や現実を前にした際、感情や周囲の雰囲気に流されることなく、起こった出来事をそのままの形で受け止め、それを基に判断を下します。
このリアル主義のスキルは、日常生活や職場での課題解決に大変有効です。
特に、複雑な問題や困難な状況に直面したとき、あなたは感情に流されることなく冷静な判断を下すことができるでしょう。
また、情報をストレートに伝えることで、誤解を生むことなく他者とのコミュニケーションをとることが可能です。
ただし、リアルすぎる発言は時に他者を傷つけることもあるので、相手の感情や立場を考慮した上での発言が求められます。
C「流れで結局、2人は一緒に帰る」を選んだあなたは……「共感力の持ち主」
Cの選択をしたあなたは、他者の感情や状況に敏感であり、それを深く理解しようとする姿勢が自然と身についています。
多くの人々が自分の立場や考えを中心に物事を考える中、あなたは他者の立場を尊重し、その背景にある感情や思いを尊重します。
このような心理的傾向が、あなたを「共感力の持ち主」として特徴付ける原因となっています。
深い共感の背後には、相手の気持ちや考えを理解し、それを尊重する姿勢が根底にあるのです。
この共感力は、日常生活の様々な場面で役立つスキルです。
特に、困難な状況や対立が生じた場面で、あなたの共感力はブリッジとしての役割を果たすことができます。
人間関係の中でのトラブルや誤解を解消する際、他者の立場や感情を理解し、それに寄り添うことで、信頼関係の構築や深化が期待されます。
また、チームでのプロジェクトやグループ活動においても、メンバー間の調和や絆を深める要素として、あなたの共感力は大きな価値を持つことでしょう。
D「結局送っていく話は立ち消え…」を選んだあなたは……「観察力が鋭い」
Dの選択をしたあなたは、日常の中で数多くの情報や細かい変化を捉える能力を持っています。
多くの人が見過ごすような微細な変化や情報も、あなたは明確に認識します。
このような特性を持つあなたの心理的背景にはどういったものがあるのでしょう。
おそらく、あなたは過去の経験や育った環境、そして天性の資質から、物事を緻密に分析するスキルを磨いてきたのではないでしょうか。
その結果、あなたは他者よりも優れた「観察力」を持つ人物となった、と考えられます。
この鋭い観察力は、様々な生活の場面で大きな利点として活かすことができます。
たとえば、人間関係においては、相手の非言語的なサインや変化を早く捉え、誤解や対立を未然に防ぐ手助けをすることが期待できます。
ビジネスの現場では、市場の微細な変動や競合の動向を先読みし、先手を打つ戦略を練るのに役立つでしょう。
また、アートや芸術の領域でも、深い洞察や繊細な感受性が求められる場面が多いため、あなたの観察力は大きな武器となり得ます。
ライター : 真宮吉丸
インテリの雑学オタク。東京大学文学部卒。大学では言語について学び、卒業後に心理学への関心が高まる。現在は心理学に関連するコンテンツのライターとして活動中。
編集 : シンリ編集部