自然災害被災者支援促進連絡会が、能登半島地震の被災地の現状と復興に向けた課題、そして未来の災害対策についての提言を公開しました。
概要
シンポジウム名: ミニシンポジウム「令和6年能登半島地震で見えてきた課題と今後の災害対策に向けて」
詳細: 2024年6月に開催され、多くの専門家・活動家から能登半島地震の被災地の現状と復興に向けた示唆や今後の災害対策についての提言が得られました。
開催地: 連合会館4階401会議室 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
URL:
https://www.zenrosaikyokai.or.jp/目指すべきは「真の創造的復興」
室崎益輝氏は、今後の復興に向けて、「被災者生活再建支援法」や既存の制度を見直し、災害による被害を減らすこと以上に、被害が起きてからの対応に力を入れる意義を説きました。後々の生活再建やコミュニティ再建を速やかにすすめるため、迅速に復興が進むような仕組みと制度の構築が必要との指摘がなされました。
「被災者生活再建支援法」の今後
弁護士の津久井進氏は、「被災者生活再建支援法」の改善の必要性を語り、本来ならば大きな支障があるのに基礎支援金の対象外となるケースが存在することを示しました。この問題解決のためには、政策や制度の改革が必要とされています。
まとめ:「人」を中心にした被災者支援が求められている
今回のミニシンポジウムにて提言されたメッセージは、「人」を中心にした被災者支援の重要性で一致しました。能登半島地震に対する反省を活かし、未来の災害対策について具体的な提言がなされ、またその取り組みを踏まえて社会全体での災害対策を進めていく意義が改めて認識されました。