『クローズZERO』スタッフとブレイキングダウンがタッグを組んだ、新世代不良バトル映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』(1月31日公開)。その完成披露試写会が1月21日に都内映画館で実施され、W主演の木下暖日と吉澤要人、共演の篠田麻里子、土屋アンナ、GACKT、エグゼグティブプロデューサーの朝倉未来と溝口勇児、そして三池崇史監督が参加した。
ストーリー後半、大勢を相手に大暴れする半グレのボス・御堂静を熱演したGACKTは「撮影の10日前からファスティングして、一回り体のサイズを下げました」とこだわりの役作りを告白。
迫力のバトルを繰り広げた新人俳優・木下の印象を聞かれると「目の前に立ってもボーッとしている感じで心配だった。撮影現場では暖日の良さがわからなかった」とまさかの辛口ぶっちゃけも「でもスクリーンで初めて彼の演技を観た時に『こいつスゲエ』と思わせてくれた。稀有な役者」と映える俳優だと認めていた。
そんな中、溝口から「でもGACKTさん、ボーッとしている暖日に何発かパンチをもらっていましたよね?」とブッこまれると、GACKTは「うん、殺してやろうかと思った」とドスを効かせつつ「お前、いいなあ…という気持ちにさせてくれて嬉しかったよ」と不敵な笑みを浮かべていた。
このGACKTの愛のムチに木下は「GACKTさんのサイコパスな雰囲気のお陰でバトルシーンは気持ちを乗せて演じることが出来た」と感謝を述べようとするも「かんちゃ…感謝しています」と大事な言葉を言い淀み、すかさずGACKTから「そこ噛むなよ」と静かに注意されていた。
木下と吉澤は約2,000人のオーディションを経て映画初出演にして初主演に大抜擢。GACKTらベテラン勢との共演に木下は「撮影中はそこまで凄い人たちとお芝居をしている感覚がなくて…。完成作品を観て初めて『凄い人たちだったんだ!』と思いました」と初々しい天然コメント。吉澤は「ご挨拶させていただく一人一人が凄い方。ただただ幸せな時間で宝物のような日々でした」と感謝しきりだった。
一方、溝口は本作の企画意図を「持たざる者でも一歩踏み出す勇気さえあれば成り上がれる。映画を通して多くの人にブレイキングダウンとは違う形でそれを伝えたかった」と説明。
朝倉は「実は映画をまだ観ていません。1月31日の公開時にどこかの映画館で観る予定なので、劇場で僕の事を探してください」と予告していた。