10月9日に任天堂から新発売された「ニンテンドーサウンドクロック アラーモ」。動きに合わせて名作ゲームのBGMや効果音が鳴るなど、ファンには嬉しい機能の数々で大きな話題を呼んでいますが、なんと13年前にもゲームファンが思わず羨んでしまうような置き時計をDIYした人がいたんです!今回、その作品の写真が改めてX(旧Twitter)上に投稿され、話題を呼んでいます。その作品がこちら!
「任天堂が置き時計を発売しましたが、私が以前にDIYした置き時計もご覧ください」という一言を添えて投稿された画像には、任天堂の懐かしのゲーム機「スーパーファミコン」をDIYしたデジタル置き時計が!カセットのラベル部分が時刻表示の画面になっており、時刻は赤字で光る仕様になっています。これはかっこいい!!
シンプルながらもおしゃれなDIY時計は13年の時を経て再び話題を呼び、「これは売れる!!」「たまにフリーズすると、カセットの裏の基盤のところフーフーしたら復活しそう」「洒落てる!」といったコメントとともに、10月18日時点で6.9万件以上の「いいね」が集まっています!
今回、投稿者である「nico」(@nicobow)さんに取材し、お話を伺うことができました。
投稿された置時計が制作されたのは2011年。nicoさんは当時、「ニコニコ動画」によく動画を投稿していたのだそうで、「ニコニコ動画では『ニコニコ技術部』という技術系の動画を投稿する人たちがおり(今もいます)、私もそのひとりでした」と教えてくださいました。
あるとき、「時計」をテーマにした技術動画を投稿しようという有志イベントがあり、nicoさんもそれに参加。「私は当時からゲームハード+工作といった作風で動画投稿していたので、自然とスーパーファミコンが選ばれました」と、制作の経緯を教えてくださいました!すごく面白そうな有志イベントですよね。ちなみに当時投稿された動画がこちら!
スーパーファミコン型置き時計(連射測定機能つき)を作ってみた –ニコニコ動画 (nicovideo.jp)
動画ではPCから時刻合わせをしていますが、nicoさんの補足ポストによると、コントローラーからも時刻合わせができるのだとか。また、動画を見るとわかる通り、こちらの時計にはもう一つの機能が……!「10秒間で何回ボタンを押せるか測れる連射能力測定機能があります。 『シュウォッチ』というファミコン時代のおもちゃのオマージュですね」。ファミコン世代の方はつい懐かしくなってしまいそうな機能ですが、そちらを使ってみた様子も上記の動画でおもしろく紹介されていますよ!
制作の際苦労した点を伺ったところ、「時刻を表示するパーツにちょうど合うようにカセットを削るのを苦労したように覚えています」との回答が。たしかに、ピッタリはめるのがなかなか骨が折れそうです……!そういった苦労を重ねてこそ、高いクオリティの作品が生まれるんですね。
最後に、今回の反響について伺うと、「ずいぶん昔に作ったものなので自分でも存在を忘れていました。 思いのほか興味を持っていただけてうれしいです」と語ってくださいました!昔作ったものがこうして改めて話題になるって、なんだか嬉しいですよね。nicoさん、ありがとうございました!
nicoさんはほかにもスーパーファミコン型の楽器やゲームキューブの卓上灯などを制作しており、その動画はニコニコ動画から見ることができます。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね!
取材協力者:nico
nicoさんのニコニコ動画マイリスト