ホットヨガと常温ヨガの違いって?
ホットヨガと常温ヨガの大きな違いは、室温です。
どれくらい違うのでしょうか?
まずはホットヨガと常温ヨガとはどんなものなのかご紹介します。
ホットヨガとは
ホットヨガとは室温35〜40度、湿度が55〜65%程度の、蒸し暑い環境の室内で行うヨガです。
1970年代にインド人のビクラムチョードリー氏によって考案されて生まれたホットヨガ。
高温多湿な室内にすることで、ヨガの発祥の地であるインドの環境に近い状態で、ヨガを行えるようにしたそうです。
その後ホットヨガはアメリカのハリウッドセレブの間で大きなブームとなり、世界中に広まりました。
※ホットヨガは少しの運動でも汗をたくさんかくため、脱水症状を起こしやすく、水分補給が欠かせません。
高血圧の方や妊娠中の方など、体調によって受けること自体をおすすめできない場合もあります。
常温ヨガとは
運動するのに適度な温度の室内で行うヨガです。
ホットヨガとの大きな違いは、常温では色々な種類のヨガが行われることです。
強度の高いアーサナも行われたり、瞑想が多く動きが少ないものがあったり、レッスン内容がクラスによって幅広いです。
ホットヨガでは取り入れられない呼吸法やアーサナもありますが、常温はなんでも行えます。
常温ヨガは受けるクラスのタイプによって、レッスン内容がかなり違います。
運動量の多いものもあれば、動きの少ないリラックス系のヨガもあるので、どんなヨガか受ける前にチェックが必要です。
ホットヨガと常温ヨガ、ポイント別に違いをチェック
ホットヨガと常温ヨガは、室温だけではなく、それぞれメリットやデメリットがあります。
違いを知ることで、どちらが自分の目的にあっているか調べられます。
具体的なポイント別に違いをチェックしてみましょう。
温度による影響の違い
温度はホットヨガと常温ヨガの1番大きな違いです。
体が硬い人は、暖かい室内の方がヨガがやりやすい場合もあります。
ホットヨガは蒸し暑い室内で行うため、常温よりも筋肉が柔らかくなっており、普段よりも体の可動域が広がります。
そのような環境で少しずつ体の可動域を広げることで、常温よりも柔軟性がアップしやすいと言え、ホットヨガの方が体を柔らかくしたい人には向いていると言えるでしょう。
もちろん、ヨガは常温でも柔軟性を高めるのに適したものですが、ホットヨガの環境は、更に体が柔らかくなるための手助けをしてくれます。
体が硬くて困っている人は、ホットヨガが向いているかも知れません。
運動量の違い
高温多湿な環境で行うホットヨガでは負荷が大きく、行われないアーサナや呼吸法などもあります。
なので、強度が高いアーサナやエクササイズは行われず、常温ヨガよりも運動量は少ない傾向にあります。
常温ヨガはクラスのレベルによって運動量に差がありますが、パワーヨガやアシュタンガヨガなどは筋力アップに相応しいエクササイズです。
しっかりと体を動かしたい方には常温ヨガがおすすめです。
逆に運動が苦手な方は、ホットヨガから始めるのがおすすめです。
美肌効果
ホットヨガは美肌効果がある!と謳われていたりします。
ですが、これに関しては人によると言えます。
ホットヨガは高温多湿な室内で、汗をかくことで毛穴の老廃物を排出したり、保湿効果があると言われています。
ですが、肌質によっては汗で肌が荒れてしまうなど、逆効果の場合もあるのです。
ホットヨガに限らず、ヨガには全身の血行を促進し、肌のトーンを明るくしたり、ターンオーバーを良くする美肌効果があると言われています。
ホットヨガと常温ヨガ痩せるのはどっち?
ホットヨガは運動歴が少なく、ヨガ初心者の方にはダイエット効果があり、痩せられると言えます。
高温多湿の室内で行うため、代謝も上がるのでカロリーを消費し、汗もかきます。
常温ヨガと比べると運動量は少ないですが、運動が苦手な方には効果的と言えます。
運動歴やヨガ歴が長い方には、常温ヨガがおすすめです。
常温ヨガは筋肉をつけて、基礎代謝を上げることができ、痩せやすい体づくりに適しています。
初心者の方はホットヨガから始めて、慣れてきたら常温ヨガに移行するのがいいかも知れません。
ヨガは心にも体にも色々なメリットをもたらしてくれるもの。
ホットヨガと常温ヨガはそれぞれ効果が違います。
自分の運動歴や体質に合わせて、適したヨガを選びましょう!
※この記事は、編集部及びライターの経験や知識に基づいた情報となります。
個人によりその効果は異なりますので、ご自身の責任においてご利用・ご判断をお願い致します。