意外と知らない大豆もやしの栄養とは
「もやしっ子」なんて言葉があるように、日陰で育つ真っ白なもやしは「栄養がない」なんていうイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
もやしにはいくつか種類があり、中でも「スーパーフード」とすら呼ばれている栄養たっぷりのもやしが「大豆もやし」です。
スーパーでよく見かける緑豆もやしと異なる点は、黄色の小さな豆がついていること。
緑豆もやしは実勢価格20円~40円であるのに対し、大豆もやしは実勢価格60円~80円と若干値が張ります。ですが、それでも100円以下で手に入る家計に優しい野菜です。
そんな大豆もやしには、さまざまな栄養が含まれているんです。
大豆イソフラボン
大豆もやしはその名の通り「大豆」を発芽させたもやしのため、大豆の栄養素を摂取することができるんです。その代表のひとつが、大豆イソフラボン。
女性ホルモンであるエストロゲンの働きを補い美肌効果が期待できる、女性にうれしい栄養素です。
GABA
睡眠の質向上に期待ができるGABA。
果物や野菜、果実などに含まれるアミノ酸です。
ストレスを和らげてくれる効果があり、最近ではGABAの入ったチョコレートも人気ですよね。
アスパラギン酸
アスパラギン酸は、疲労回復効果が期待できる栄養素です。
大豆もやしにはこのアスパラギン酸が豊富に含まれているため、暑さで疲れやすい夏にはぴったりの食材なんです。
夏にさっぱり!もやしとレモンの副菜
大豆もやしを使ったレシピはさまざまありますが、今回は3つのレシピを紹介。
まずは副菜の「もやしレモン」です。
子大豆もやしと、レモン、白だしのみで作れる簡単レシピです。
火を使わずにささっと作れるため、食卓の「もう一品」にぴったり。
【材料/2人分】
子大豆もやし:1袋(200g)
レモン:1/2個
※レモン果汁の場合:大さじ2(30ml)
白だし:大さじ2(30ml)
【作り方】
①子大豆もやしをレンジで約3分加熱
②ボウルに入れ粗熱を取る
③白だし・レモンを絞り②と混ぜ合わせれば完成!
もやしが長い場合は、味付けをする前にハサミでざっくりカットすると食べやすくなります。
冷蔵庫で冷やすと味が引き締まり、より夏にぴったりなさっぱりとした仕上がりになりますよ。
ヘルシーでボリューミー!子大豆もやしビビンバ
ピリッと辛くて味のしっかりついた「子大豆もやしビビンバ」は、疲れた体にぴったりのヘルシー丼です。
お肉を使わなくてもボリューミーで、1杯で満腹に。
それなのにカロリーが気にならない、女性にうれしい丼の完成です。
【材料/4人分】
子大豆もやし:2袋
かいわれ大根:1/2パック
かつお節:適量
きざみのり:適量
ご飯:4杯分
白菜キムチ:120g
【合わせ調味料/4人分】
白ごま:大さじ2
しょうゆ:大さじ1
ごま油:大さじ3
塩:少々
にんにくのすりおろし:大さじ1
一味唐辛子:大さじ1
【作り方】
①子大豆もやしは5分ゆでたら、ざるにあげ粗熱をとる。かいわれは根を落とし、半分に切る。
②ボールに合わせ調味料を混ぜ合わせておく。粗熱をとったもやしを加え、手で混ぜ調味料をからめる。味が全体になじんだら、かいわれを加えさっとひと混ぜ。
③器にご飯を盛り、かつおぶしをふりかける。②とキムチをのせ、きざみのりを散らし完成。
お好みでコチュジャンを乗せれば、アクセントの効いた一杯に。
もやしは5分ゆでるとかなりしんなりとするため、シャキシャキがお好みなら茹で時間を短くするのもおすすめです。
箸が止まらない!大豆もやしと豆苗の白だし和え
もやしと同じく家計にうれしい野菜のひとつが「豆苗」。
もやしと豆苗、それぞれ1袋ずつでたっぷり作れる副菜を紹介します。
【材料/4人分】
豆苗:1袋
大豆もやし:1袋
白だし:適量
【作り方】
①大豆もやしは熱湯で約6分茹で、水切りする。
②豆苗は根を切り3等分にし、熱湯で約1分茹でて同じく水切りする。
③ボウルに大豆もやしと豆苗を入れ、白だしで和え、約15分程度置いて味をなじませたら完成。
暑い時期には冷蔵庫で冷やしてからいただくのもおすすめです。
1袋ずつでたっぷりできるので、余った分はタッパーに入れて保存し、なるべく早くいただきましょう。
いかがでしたか?
大豆がついたままの「大豆もやし」は、緑豆もやしとは違った食感を楽しめるほか、細いため味がなじみやすいのが特徴です。
栄養素たっぷりの大豆もやしを使ったレシピで、簡単・ヘルシー・リーズナブルに食卓を彩ってみてはいかがでしょうか?