保育園に通っていた次男はいろいろな病気になりました。その中でも一番辛そうでかわいそうだと感じたのがこのヘルパンギーナにかかった時。痛いとは聞いていたけれど我が子が発症したことにより、その辛さと大変さを身をもって知ることになったのです。
保育園に通っていた次男
1歳代のときに保育園に通っていた次男はよく病気をもらってきました。私は仕事に出ていたものの月の半分くらいは休まなければならない状態。
溶連菌や手足口病など様々な病気にかかりましたが、本人が一番泣いて一番苦しんだ病気がヘルパンギーナにかかった時です。
保育園から呼び出しが…
ある日仕事中に職場に電話がかかってきて、「38.5度の熱があるからお迎えに来てください」と言われました。仕事を早退して保育園に行くと、機嫌が悪く熱も高いので小児科を受診するように言われたんです。
小児科でヘルパンギーナと判明
迎えに行った足でそのまま小児科に向かうと、ヘルパンギーナにかかっていると言われました。
薬を処方され「痛いと思うので泣くと思いますが、めげずに見てやってください」と言われたので覚悟はしていましたが、想像以上に大変な一晩を過ごすことになったのです…
喉できる水疱がとにかく痛い
ヘルパンギーナは38度以上の高熱が出るうえ、喉の奥にたくさんの水疱ができる病気です。口内炎のような痛みをともなう水疱が1つだけならまだしも何個もできるので喉がとても痛い!
唾を飲み込むときや食べ物を飲み込むときにとても痛いヘルパンギーナは、理解力の無い1歳の子となれば痛さと辛さの感覚は相当ではないかと思います。
案の定、常に機嫌が悪い状態になっていました。とにかく痛いらしく大泣きするのですが、どんなに痛くても親の私でも何もしてあげられません…
痛いのは分かるし泣くのも当たり前なのですが、いくら我が子でも常に大泣きされると次第に私まで泣きたくなってきます。私には抱っこをするくらいしかしてあげられることがないのも、辛い理由の一つでした。
喉が痛くて食べ物が食べられない…
喉の奥が痛いので食べ物を飲み込むことができなくなりました。冷たいうどんを作ってみましたが食べないのに、お腹が空いたと泣いてしまいます。そこで好きなゼリーでお腹を満たしてあげることに。
この時ばかりは栄養面を気にせず唯一食べられそうなゼリーで夕ご飯を代用。なんとか半分ほど食べることができました。
まだ授乳中だったのでおっぱいを欲しがるのですが、母乳を飲み込むごとに襲ってくる痛みに耐えきれず泣いてしまいます。
寝かしつけも大人しくさせるのもおっぱいが当時の一番有効な手段でしたが、このときだけは大好きなおっぱいも飲めない状態。
抱っこしても泣くしおっぱいをあげても泣くし、ずっと泣き続ける我が子にどう対応したら良いのか分からなくなってしまいました。
夜中の1時過ぎまで泣き続けた!
当時は授乳しながら寝るのが習慣となっていましたが、授乳ができないので寝付くことができません。夕食時に帰宅した主人と交代で抱っこしていましたが、夜中の1時過ぎまで泣き続けていました。
するとふと泣き止み外に行きたいと玄関ドアを指さしたので、私がおんぶをして少し外をぶらぶらしてみることにしたんです。
家の周りを1周して外の景色を見ると落ち着いたようで眠ることができて一安心。と思いきや朝方4時頃にまた起きてしまいました…
最初は泣き続ける我が子にイライラしていましたが、痛いものは仕方ありません。もうとことん付き合ってやろう!と覚悟を決めて、無理に寝かせようとせず抱っこで一晩をしのぎました。
薬を服用して2日後には楽に
小児科に行った日から薬の服用を開始。その次の日にはだいぶ落ち着いたようで冷たいうどんも食べられるようになり、泣くこともほとんどありませんでした。
症状が悪化する前に小児科に行けたことが良かったと思っています。小児科に行くまでは単なる熱だと思っていましたが、行ってみないと分からないこともあると実感しました。
いつもと違うと感じたらすぐに小児科へ
保育園ではたくさんの病気にかかりましたが、成長した今ではほとんど病気にかかることがなくなり毎日元気に通っています。
子どもの様子がおかしい・いつもと違うと感じたら早めに小児科に行くことが大切ですね。それは今でも心掛けていることの1つです。