まりにも有名な"地球は神がつくったが、オランダはオランダ人がつくった"という言葉。オランダ自体は日本でいう九州がすっぽりハマるくらいの面積で、全体1/4は海抜0よりも低い土地ということはとても有名なのだけど、国の約2割を埋め立てでつくられていることを知っていた? まぁ、とにかくオランダ人は昔から国づくり、ゲームでいうところの『シムシティ』のような街づくりがとても上手だという事実。そこで注目して欲しいのが今回スポットをあてる首都アムステルダムの"橋"です。
実際に行った人にはピンと来るかもしれないけど、アムステルダムといえば"水の都"、"北のヴェネツィア "なんて形容される通り、水との共存が形としてはっきりみえる都市。往来する船の数は数知れず、実際に街の中心に蜘蛛の巣のように張り巡らされたカナル(運河)は圧巻で、最初は自分がいる場所がわからなくなるくらい複雑なつくり。その昔カナルは商業の航路としてはもちろん、いまでいう高速道路的な役割を果たしたわけなんだけど、カナルが増えるほど陸地には"橋"が必要になるわけです。
100㎞をこえる長さのカナル、90もあるといる島々をつなぐ橋の数は、ざっと見積もってなんと1500!!!!!!! なんだとか。大小様々橋が持つ微妙な表情を見ていると、時代背景やその役割ははっきり見えるものがあるんです。ゆえにアムステルダムにはたくさんの観光スポットがあるのだけれど、"橋"巡りも乙なんじゃない? っていう話。この次はオランダの食についてちょっと触れてみようと思います!
ご覧の風景が街のあちこちに。とにかく橋、橋、橋だらけ!
長崎でいうところの眼鏡橋のようなデザイン。太陽が真上に来れば水面にアーチが反射する。
踏切付きタイプの橋。ミニ勝鬨橋のようなセンターオープン型。
photo&text:編集部