時代を追うごとにどんどん機能的かつミニマムになっている感のある今のキャンプシーン。LEDランタンが当たり前になった現代だからこそ、リアルな炎の揺らめきに心を癒されたくなる時もあるよなぁ。
そんな想いにふけりながら東京アウトドアショー2025の会場を歩いていると、「LOOPLE(ループル)」のブースを発見。そこには趣向を凝らしたおしゃれなキャンドルが並べられていた。

風が吹いても消えにくい設計。
“ループル”はキャンドルを専門とする岡山県「ペガサス・キャンドル株式会社」のアウトドア部門で、従来品よりも炎を大きく設計することで風に負けない“強さ”を獲得しているという。
キャンドル(蝋燭)を屋外で使ったことがある人はわかると思うが、少し風が吹くだけで火が消えてしまう。それなら容器に密閉すれば、と考えるけれど酸素不足でやっぱり消えてしまう・・・・・・。キャンプ用品でキャンドルがあまり見られないのはこういったデメリットがあるからだろう。

ループルは大元のキャンドル自体を改良することでネガを克服し、透過性の高いクリアカップに入れた“ハイパワーカップキャンドル”をベースに様々なグローブやホルダーで着飾ることで幻想的な空間を演出する。
ショーの会場は火気厳禁のため火をつけた状態は見られなかったが、ループルのパンフレットやWEBサイトの写真を見ると、火がゆらゆらと動めいているシーンがすぐに浮かぶほど。
ランタン型やたいまつ型など種類も豊富。

また、ランタンタイプに使われる大型のカートリッジキャンドルでは、耐熱温度が異なるロウ(ハードワックス)を内外で使い分けることで外側だけ溶けずに繰り返し使えるという、キャンドル専門ブランドならではのノウハウが生かされている。

火の灯で情緒あるキャンプを。
LEDライトはとても便利だ。筆者もキャンプに行くときはLEDの類しか持っていかないことも増えたが、焚き火が好きなだけに場所や時間的な制限で出来ない時は“本物の火”が恋しくなる。リアルな火を使う=余裕のあるキャンプという見方もできるのではと。
快適なキャンプを過ごすのにキャンドル系は特に必要ないのだけれど、効率だけを追い求めるのはちょっと味気ない。アウトドア志向なループルのキャンドルで情緒あるキャンプを楽しんでみてはいかがだろう。

(問)ループル https://www.candleworld.co.jp/lp/loople/
The post 東京アウトドアショー2025で見つけた。幻想的な空間を演出するアウトドアに絶好のキャンドルたち。 first appeared on GO OUT WEB.