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話題のテスラ・サイバートラックが日本上陸、そして展示ツアーを開催! やっぱり実車も強烈なインパクトで一見の価値アリ!!


電気自動車メーカー「テスラ」のまさに近未来な新車種「テスラ・サイバートラック」が日本に上陸、展示ツアーを実施されます。本記事では一足早く実機を拝見した様子をお届けします!

以下は、2月16日公開のモーターファン掲載記事より引用しています。

話題のテスラ・サイバートラックが日本上陸、そして展示ツアーを開催! やっぱり実車も強烈なインパクトで一見の価値アリ!!

「銃弾を通さないカッチカチボディ」や「専門家も絶対に作れないと断言したほどの量産の難しさ」など、さまざまな話題で騒然の電動ピックアップトラック「テスラ・サイバートラック」が早くも日本上陸! 2月16日から展示ツアーを開始する。いち早くメディア向けイベントで見ることができたその印象は、”強烈”のひと言でした!

ステンレスに身を包んだ全長5.6m、全幅2.4mの巨体は、独自の存在感の塊だ

自動車業界において、さまざまな話題を提供してくれる電気自動車(EV)の風雲児(!?)ことテスラ。2023年12月には、電動ピックアップトラックの「サイバートラック」のファーストデリバリーをアメリカのギガファクトリー・テキサスで行ない、大きな注目を集めたのは記憶に新しいところだ。

本国アメリカでは後輪駆動モデルが6万990ドル(約914万8500円※150円/ドルで換算)、4輪駆動モデルが7万9990ドル(約1199万8500円※同)、そして3基のモーターを積む最上級グレードのサイバービーストが9万9990ドル(約1499万8500円※同)で販売が開始されている。

そのサイバートラックが、早くも日本に上陸を果たした。アメリカでの発売を記念して「サイバートラック全国展示ツアー」が日本で開催されることとなったのだ。それに先立ち、2月15日には東京・有明のチームラボプラネッツTOKYO DMMにおいて、メディアを対象としたお披露目イベントを実施。発売から納車まで4年の月日を費やし、イーロン・マスク氏自身がその量産の難しさを「自分で自分の墓穴を掘るようなもの」と称していた前代未聞の電動ピックアップトラックを間近で見ることができたので、その模様をお届けしたい。

会場はチームラボプラネッツTOKYO DMM(東京・有明)。アート集団のチームラボによるデジタルテクノロジーを駆使した作品の展示施設だ。

目の前に現れたサイバートラックの実物を見た印象は、まさにSF映画から飛び出てきたような…という表現がピッタリ。まるで定規で描かれたかのような直線的な造形と鋭利なエッジが目を引くが、そのボディは「ウルトラハードステンレススチールエクソスケルトン」と名付けられたステンレス製。銃弾も通さないという謳い文句の高強度が自慢で、衝突安全性も大幅に向上しているという。ちなみに、今回のメディア向けイベントの案内には、「銃弾テストは行えません」との注意書きもあったが、これはテスラ流のアメリカンジョークだったのだろう…。

そのステンレス製ボディは素地が剥き出しの無塗装となっているのも特徴。表面を間近で見ると、台所のシンクのような独特な趣で、指紋がつきやすそう…と余計な心配をしてしまった(実際、誰かがボディを触ってしまったのか、指紋がついていた)。

また、ウインドウにも高強度を誇るアーマーガラスを採用しており、112km/hの野球ボールや直径2.5〜5cmの雹の衝撃にも耐えられるというから驚かされる。

サイバートラックのボディサイズは全長が約5.6m、全幅が約2.4m、全高が約1.8m。アメリカで人気のフルサイズピックアップトラックに類する巨体だ。
加工の難しいステンレス製ボディのため平面で構成されたエクステリアは、他のどのクルマにも似ていない唯一無二のもの。
ルーフは三角形で、だいたい前席乗員の頭付近に頂点が来る。
フロントガラスも真っ平。面積が大きいから、ワイパーも長尺だ。
ボディのアップ。ステンレスの素地がむき出しになっている。

奇抜な外観に圧倒されるサイバートラックだが、そのポテンシャルも圧巻だ。0-100km/h加速はフェラーリやランボルギーニといったハイバーカーに匹敵する2.7秒をマーク。YouTubeのテスラ公式チャンネルでは、ポルシェ911と1/4マイルの加速競争で勝利したサイバートラックが、実は後ろにもう1台の911を牽引していた…というムービーも見ることができる。一方、最高速度は209km/hと意外に常識的(?)だ。https://www.youtube.com/embed/OyrTLYyIvNI?feature=oembed

また、サイバートラックは48Vアーキテクチャーを採用しているのも特徴だ。一般的な12Vのものよりもワイヤーハーネスの重量やスペースを節約することができ、その分車両重量の低減に貢献、結果として航続距離を向上させることができるというものだ。そのおかげもあり、サイバートラックは755km以上の航続距離を実現している(レンジエクステンダーモデルの場合)。

タイヤは20インチのオールテレインタイヤ(グッドイヤー製)。ショルダー部にまで独特なパターンが施されており、タイヤのサイドにもスポークが回り込むようなデザインのホイールと相まって、存在感のある足元を創り出している。

タイヤサイズは20インチ。足まわりはエアサスペンションが備わる。
充電口(テスラ スーパーチャージャー)は、左リヤタイヤのホイールハウス脇に備わる。フラップは電動で開く。

続いて、インテリアを見てみよう。計4枚のドアを備えるサイバートラック、そのフロントドアを開けてみると(実際にはクルマに触れることは禁止されていたので、スタッフの方が開けてくれました)、インパネはテスラらしい超シンプルなデザイン。運転席前には4角形のステアリングが備わるが、これはステア・バイ・ワイヤ式ならではの形状。しかもサイバートラックでは冗長設計をもたせることで物理的な接続機構を廃し、世界初の純粋なバイ・ワイヤ式を採用しているそうだ。そしてインパネ中央に18.5インチの大型モニターが鎮座。主要な操作はそのセンターモニターで行ない、物理ボタンを極限まで廃しているあたりもテスラ流だ。

後席は3人掛けとなっていた。乗り込むことも禁止されていたので、座り心地は不明だが、シートサイズはピックアップトラックの標準的なもの…といった感じ。大柄なボディなので、大人が座るのにも十分なスペースは確保されているようだ。ちなみに後席の乗員用として、9.4インチのモニターがフロアコンソール部に配置されている。

荷台には一人暮らしの引越し程度なら余裕…と思わせるほどの広大なスペースが広がるが、驚いたのはトノカバーが電動式なこと。荷台脇のスイッチにより、ワンタッチで開閉の操作が可能だ。また、荷台の中央部にはかなり深い床下収納も備わっていた。

徹底してシンプルに仕立てられたインパネ。ステアリングは物理的な接続機構のないバイ・ワイヤ式。
18.5インチの大型モニター。空調やオーディオ、ナビなどの操作はもちろん、シフトの操作もこの画面上で行なう。
足元もスッキリ。アクセルペダルはオルガン式。
フロントシートはヘッドレストがバックレストと一体となっているタイプ。サイド部のホールド性も良さそう。
リヤシートは一般的なSUVなどと比べると簡素なつくり。ピックアップトラックというキャラクターが表れている部分だ。
リヤゲートを下ろすと、フラットに荷台につながる。荷台後部の側面 にはコンセントも備わる。
トノカバーは電動式。必要に応じて、積載した荷物を隠すことができる。
荷台中央に設けられた床下収納。
フロントのカウルをガバッと開くとトランク(いわゆるフランク)を利用可能に。赤く見えるのは、会場に設けられた照明の影響です…。

とにもかくにも、いたるところに独自の個性が宿るサイバートラック。間近で見ることができた感想としては、”好き・嫌い”や”欲しい・欲しくない”という判断をする前に、その強烈なキャラクターに圧倒されてしまった…というのが正直なところだ。

そんなサイバートラックだが、気になる日本導入に関しては、残念ながら、現在のところアナウンスはない。とはいえ話題のモデルであるだけに、自分の目で実際に見てみたい、というクルマ好きの方も多いだろう。というわけでテスラジャパンでは冒頭で記したとおり、「サイバートラック全国展示ツアー」を開始する。2月16日(金)から25日(日)の10日間、チームラボプラネッツTOKYO DMMでの展示を皮切りに関東、東海、関西、九州にて開催される予定だ。開催場所に関しては、テスラジャパンのXアカウント(@teslajapan)をチェックしてほしい、とのこと。

なお、展示会場ではサイバートラックのほか、モデルYやモデル3といった人気車も並べられるという。この機会に最新テスラをじっくりとチェックしてみてはいかがだろうか。

テスラ・サイバートラック
テスラ・サイバートラック スペック(米国仕様) サイズ:5682mm×2413.3mm×1790.8mm ボディ:ウルトラハードステンレススチールエクソスケルトン、アーマーガラス 最大収納量:3423.5L 最大牽引力:4990kg HEPAフィルター:標準装備 エアサスペンション:標準装備 フロントモーター:ACインダクションモーター(AWD)/AC磁石同期モーター(Tri Motors) リヤモーター:AC磁石同期モーター(AWD)/デュアルACインダクションモーター(Tri Motors) 低電圧:48Vアーキテクチャー ホイール&タイヤ:20インチ プレミアム オールテレインタイヤ 0-100km/h加速:2.7秒(Tri Motors) 最高速度:209km/h(Tri Motors) 航続距離:755km以上(レンジエクステンダー付き) 最大積載量:1134kg スクリーン:フロント18.5インチ/リヤ9.4インチ オーディオ:15スピーカー(サブウーファーふたつ含む) 充電:ワイヤレス充電パッド2基、65W USB-C シフト操作:タッチスクリーン オートパイロット:HW4.0

その他クルマに関する記事なら、姉妹サイト「モーターファン」をチェック!!

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筆者:長野 達郎

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