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気鋭ブランドの新作テントずらり! 素材フリークの心くすぐる注目作、4幕。


4月8日(土)〜9日(日)に、4年ぶりに町田シバヒロで開催された、アウトドア展示イベント「Off the Grid 2023」。当日は、人気ガレージブランドやショップのアイテムを求めて訪れた多くの来場者で大きな賑わいを見せていた。

フィールドレコード FR-SCD

会場では、バックパックやキャンプギアはもちろん、最新のテントもお披露目。来場者は、話題の一幕をいち早く確かめられる機会となった。今回はその中でも、気になった注目のテントを4つ紹介。

スカイドームプロ / THE FREE SPIRITS

ザ・フリースピリッツ スカイドームプロ

ヘリノックスをはじめとする大手ブランドのテントの製造も請け負う世界で指折りのファクトリーが手がけるブランド「THE FREE SPIRITS(ザ・フリースピリッツ)」の新作は、大型ドームテント「スカイドームプロ」。

元々のラインナップにあった人気テント「スカイドーム」を、アジア圏のニーズとトレンドを反映して大幅にアップデートしたものだ。

サイズ感は、ベースとなった「スカイドーム」と同じく、250 × 445 × 205cm。4人でゆったり過ごせるサイズ感が魅力。天井の高さとドーム構造により、フロアの寸法以上の広さを感じさせる。

ザ・フリースピリッツ スカイドームプロ

その広さをさらに開放感をもたらしているのが、新しく追加された、大きなメッシュパネル。前後対照な作りで、合計6枚のメッシュパネルを備え、天井にも天窓を配している。全てオープンすれば、メッシュシェルターのように使用可能。

景色が大きく見えるドームテントが支持を集める、近年のアジア圏のトレンドを受けての改良だ。このメッシュは幕内から景色が楽しめるのはもちろん、高温多湿なシーズンや場所でも高い通気性を確保してくれる。

ザ・フリースピリッツ スカイドームプロ

もちろん雨天時には、メッシュを閉じられるほか、防水性を高めるルーフも標準装備。さらに、冷気の侵入を防ぐインナースカートも備えているため、オールシーズンでの活躍が見込める。

ポールには、世界の2トップとしてDAC社に並ぶポールメーカー、韓国のユナン社の高品質アルミポール「a7011」を使用。ポールの節には、プレスフィットと呼ばれる手法で、パーツが圧入されており、強風による負荷に対して強靭な作りだ。

ザ・フリースピリッツ スカイドームプロ

【商品詳細】
税込価格 :未定
重量:非公開
設営時サイズ:250 × 445 × 205cm


(問)THE FREE SPIRITS tfstents.jp/

ライトロック1 サクラ/ Pre Tents

プリテント ライトロック1 サクラ

イベントでは、ザ・フリースピリッツの創業者Wang Ji Gang氏によるもうひとつのプロジェクト、「Pre Tents(プリテント)」も同時に出展していた。

デザインと機能、軽さと耐久性のバランスに重きを置いたプロダクト作りをコンセプトとするプリテントの目玉は、人気ソロドーム「ライトロック1」の季節限定カラー「サクラ」。美しいデザインが目を引く同ブランドのテントの中でも、ひと際来場者の視線を奪っていた。

会場にも足を運び、「季節感をもって、物を作ること」がモットーと語っていた、Wang氏。その思想を体現するかの如し、春の桜をイメージした、このカラーは絶妙な色合いだ。

プリテント ライトロック1 サクラ

一歩色味を違えると、子供っぽくなりがちな難しい色だが、年齢性別問わず良い色と感じさせるバランスに仕上がっている。30デニールのリップストップシルナイロンの素材感と美しい形状も相まって、フィールドに映える佇まいだ。

ベースとなっている「ライトロック1」は、同ブランドのレギュラーアイテムで、感度の高いセレクトショップに入荷されては、すぐに完売してしまう人気テント。登山のテン場だけでなくキャンプフェスなどでも、ハイセンスなサイトのメインテントとして取り入れるなど、見かける機会も増えてきた。

プリテント ライトロック1 サクラ

デザインやカラーの良さはもちろん、1440gの軽量さ、DAC社製のポール、ダイニーマ素材による各部の補強など、スペックも本格的。見た目から入ったユーザーも安心して使える堅牢さも備えている。

【商品詳細】
税込価格 :¥89650
重量:1440g(付属品込)
設営時サイズ:175 × 235 × 100cm

(問)SOKIT sokit.jp/pretents/index.html

FR-SCD / FIELD RECORD

フィールドレコード FR-SCD

登山やハイキング寄りのアウトドアブランドの出展が多めな本イベントでは、軽量さを重視したUL派垂涎のアイテムが多く見られた。その中でも注目は、2018年にスタートした国内ブランド、「FIELD RECORD(フィールドレコード)」の新作のソロ用ドームテント「FR-SCD」。

フィールドレコード FR-SCD

ウルトラライトのアイコン的素材、ダイニーマことDCF(ダイニーマ®コンポジットファブリック)を使用した、シングルウォール構造テントで、特徴はなんといってもその軽量さ。フレームを含めた重量がわずか470gで、世界最軽量クラスとなっている。

フィールドレコード FR-SCD

ダイニーマ素材は、同重量で鉄の15倍の強度、ナイロンより30%軽量、100%の防水性を誇るが、その強靭さから縫製が難しい。そのため、この素材で独自構造のテントを展開できるメーカーはひと握りだ。

そんななか、こちらのテントは米Avient Protective Materials社から正式な許諾を得た素材メーカーお墨付きのプロダクト。テントに配されたダイニーマのロゴはその証だ。

フィールドレコード FR-SCD

さらに、本体の素材はもちろん、ポールについても耐久性を考慮した設計となっており、品質に定評のある米EASTON社のカーボンポールを採用している。2本のポールをクロスさせた美しいジオメトリーも特徴。設営もしやすく、耐風性に優れる。

このテントのようにインナーテントを持たないシングルウォールテントでは、弱点である結露のしやすさが気になるが、「FR-SCD」の場合は、幕内に気流を生むよう効率良く配置された4箇所のベンチレーションにより、結露の軽減を実現している。

テントの他にも、デザインと軽量さ、耐久性の最適解を追求した独自設計のギアを展開していた、フィールドレコード。UL派は特に目の離せないブランドだ。

【商品詳細】
税込価格 : ¥149600
重量:470g(付属品込)
設営時サイズ:258cm x 108cm x 95cm

(問)FIELD LECORD www.fieldrecord.jp/products

デュオス 2P / Bonfus

ボンフェス デュオス 2P

イベントには、昨年末にイタリアから上陸し、今春から日本でも本格的に展開を始めた注目のテントメーカー「Bonfus(ボンフフェス)」も初出展。軽量さやユーザー本意の作りが魅力的なバックパックなど、ハイカー達の注目を集めていた。

ボンフェスは、元冒険家の兄弟、Niccolò Bonfadini氏とStefania Bonfadini氏が「自分の欲しい道具を作ること」を指針に、2019年に立ち上げた新進のブランド。ブランド名の「Bonfus」は、2人の苗字と、「最善」を意味するラテン語「Bonus」が由来。Stefania氏が生産管理を務めるメキシコの工場で、ウルトラライトなプロダクトを生み出している。

ボンフェス デュオス 2P

会場に展示されていたのは、ダイニーマ素材を使用した、2人用ツーポールテント「デュオス 2P」。2本のトレッキングポールを使って設営でき、ポール抜きの重量は2人用にもかかわらず、わずか675gと超軽量だ。

軽量だが、115 × 280 × 130cmと十分な広さがあり、荷物をゆったり置ける前室を備えるなど、居住性の高さも十分だ。左右対称で、どちらからでも出入りできる動線となっている。

ボンフェス デュオス 2P

ダイニーマ素材による堅牢さと防水性にくわえて、16ものガイラインポイントを備え耐風性を高めるなど、耐久性も申し分なし。さらにジッパーにはポリウレタンコーティングがされたフラップで覆われており、雪や氷による氷結でジッパーの開閉の妨げを防げられるなど細部にもこだわり。

メキシコの工場ときくと意外かもしれないが、 UL派の人気ブランド、HYPERLITE MOUNTAIN GEARなど、生産拠点をメキシコに置いているブランドも少なくない。その理由は、高い縫製技術を持った職人たちが多くいることだ。

ボンフェス デュオス 2P

この「デュオス 2P」もそんな腕利の職人たちの技を感じさせる逸品。加工の難しいダイニーマ素材を確かな縫製で仕上げており、シームの処理も美しい。

ボンファスのプロダクトのタグには、それを作った職人の名前が記されている。こういった、細かな箇所にも物作りへのプライドが息づく。

【商品詳細】
税込価格 : 未定
重量:675g(付属品、ポール抜き)
設営時サイズ:115 × 280 × 130cm

(問)Riml Outdoor Japan rimlcamp.com/pages/about-bonfus

いずれのテントも、最新の素材使いやユニークな構造、尖ったコンセプトなど、興味深い特徴を備えていた。これらのテントは「Off the Grid 2023」の会場でも、多くの人だかりを作っていたので、フィールドで見かけることも多くなりそうな予感だ。

気になるテントがあった方は、ぜひブランドのホームページやSNSで、発売情報やより詳しいディテールをチェック!

Photo/Taizo Shukuri

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