1試合に90分走り続けるサッカーは、スタミナが非常に重要です。サッカーでスタミナをつける練習法として取り入れられているのがインターバルトレーニングになります。インターバルトレーニングでスタミナがつくメカニズムを詳しく見ていきましょう。
インターバルトレーニングとスタミナ
インターバルトレーニングは、強度の高いダッシュのあとに休憩をはさみ、またダッシュをするというもの。なぜインターバルトレーニングをするとスタミナがつくのでしょうか?
人間のスタミナは、体内のミトコンドリアが多いか少ないかで決まります。ミトコンドリアは酸素と糖と脂から、ATPというエネルギー源を産出。これが人間のあらゆる活動のエネルギー源になるのです。
すなわち、ミトコンドリアが多ければATPというエネルギー源がそれだけ多く産出されるということ。エネルギー源がどんどん生み出されれば、もちろんスタミナはアップします。
インターバルトレーニングでスイッチ
そして、ミトコンドリアを増やすには、ATPを枯渇した状態を作ることが大切。ATPが枯渇した状態になると、ミトコンドリアを増やすスイッチがオンになります。するとミトコンドリアが分裂をして、ATPをより産出するわけです。
ここでインターバルトレーニングは、いわば何度もスイッチをオンにして、ミトコンドリアを増やしています。結果として、インターバルトレーニングによってスタミナと持久力を養われるというわけです。
インターバルトレーニングを応用したインターバル速歩もスタミナアップにはおすすめ。インターバル速歩は3分の歩きと3分の早歩きを交互に繰り返すというもの。ミトコンドリアを増やすスイッチは、その人にとってエネルギーが足りないという状態を作ることが大切なのです。