正しいスクワットは太ももだけでなく体幹を鍛えられます。体幹を鍛えることは背骨の負担を軽くするため腰痛改善に効果大。しかも、股関節の動きをスムーズにすることで腰の負担を軽くする効果も期待できます。すなわち、正しいスクワットは腰痛改善に効果があるのです。
正しいスクワットは体幹トレーニング
背骨は本来、S字カーブを描いています。重い頭を背骨の上に乗せて立ったり歩いたりするにはS字の湾曲が必要で、カーブがあるからこそ背骨の負担は最小限で済んでいるのです。
ところが、体幹が弱いと腹圧が低い状態が習慣化。猫背や反り腰といった悪姿勢に陥ります。これを放っておくと、椎間板ヘルニアや腰椎分離症となってしまうのです。
逆にいえば、腰痛に悩んでいる人こそ腹圧をアップさせる体幹トレーニングが必要ということ。そして、正しいスクワットは体幹トレーニングとなって、腰痛改善に効果が期待できます。太ももを鍛えるイメージがありますが、正しいスクワットは立派な体幹トレーニングなのです。
正しいスクワットは頭から腰が一直線
体幹トレーニングには、じつは2つの種類があります。1つは体幹を支持するスタビリティをアップさせるもの、もう1つが体幹を含めた全身のモビリティをアップさせるものです。
モビリティトレーニングの目的は全身の筋肉の協調性を高めて、複合的な動きをスムーズに行える体を作ることにあります。体幹の中ではどうしても、腰周辺の筋肉が固まりやすいもの。その腰の動きの制限を解放することで、腰の負担を軽くする効果が期待できるのです。
正しいスクワットは両足を肩幅に開いて立ち、両腕を肩の高さでクロスします。そして、頭から腰を一直線に保ったまま、太ももが床と水平になるまでひざを曲げて腰を落としてください。
このとき、お腹をへこまさずに平らにしたまま固くするのが正しいスクワットのポイントです。より体幹を鍛えて、腹圧を高めることができます。
正しいスクワットはひざが前に出ない
正しいスクワットのポイントは2つあります。1つは、ひざの位置が足先ラインから前にはみ出ないようにすること。もう1つは、ひざが内側に入らないようにすることです。
もし正しいスクワットがきついときには、椅子に座った状態からスクワットするとよいでしょう。椅子に腰かけた姿勢から立ち上がり、できるだけゆっくりとお尻を座面に近づけて座るのです。
それでもきつい人は、椅子の背もたれにつかまってスクワットしてもOK。ただし、どちらのスクワットも、ひざが足先ラインより前に出ない、ひざが内側に入らないという、正しいスクワットのポイントは踏襲します。
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