10年ほど前にほくろ除去のレーザー治療手術をしたものの、最近になって再発してきたという女性がいます。じつは、ほくろ除去は時間が経過すると再発するのはいわば当然な話なのです。レーザー治療によるほくろ除去が時間の経過で再発するメカニズムを詳しく見ていきましょう。
ほくろ除去の治療法には2種類
ほくろ除去の治療法には、レーザーと切り取りの2種類があります。位置や大きさ、盛り上がり方によって治療法は異なるのです。小さいほくろはレーザー、比較的大きなほくろは切り取りで治療します。
ここで、レーザー治療によるほくろ除去の仕組みを確認しておきましょう。ほくろ除去は、レーザーの黒いものにより強く反応するという特徴を利用して行われます。
たとえば、小さな黒い風船が透明な風船の中に入っているとします。ここで風船にレーザーを当てると、透明な風船はふくらんだまま。中の黒い風船だけが破裂するのです。
ほくろ除去が時間の経過で再発
レーザー治療は黒いものに強く反応する性質を利用して、ほくろの細胞だけを集中的に壊すというわけ。レーザーでほくろ除去するときは、色の黒い細胞だけを焼いています。
その下にある色を持っていない細胞は焼くことができません。これが残っていると時間の経過でほくろが再発します。そして、レーザー治療のほくろ除去が時間の経過で再発するのは特別ではありません。
レーザー治療にほくろ除去はほくろを目立たなくすることが目的。そのためには、なるべく傷を残さないことも大切。黒い細胞の下の細胞もしっかり取ってしまうと、逆に傷をつけて目立ってしまう可能性があるからです。
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