20代男性でよく聞くのが「気づいたらぽっこりお腹になっていた」という話。そして、決まり文句のように「20代前半まではとくに運動しなくても太らなかった」「食べる量はまったく変わってないのにお腹がぽっこりしてきた」という証言です。ぽっこりお腹になった男性20代がすぐすべきことを紹介しましょう。
男性が20代でもぽっこりお腹になる
男性が20代でもぽっこりお腹になってしまう原因は、基礎代謝の低下にあります。基礎代謝とは、人間が生命を維持するために最低限必要なエネルギー量のこと。この基礎代謝は、加齢とともに低くなっていくからです。
平均的な身長と体重の男性の基礎代謝量を年齢別に見てみると、ピークとなるのが15~17歳の1610kcal、それが18~29歳では1520kcalに低下します。すなわち、男性は10代から20代になると1日の消費カロリーが90kcalも減少するのです。
たかが90kcalと侮ってはいけません。おにぎり1個のカロリーは180kcalですから、90kcalとは「おにぎり半分」ということ。それが毎日、積み重なっていくわけですから、じわじわとぽっこりお腹を形成していくのです。
ぽっこりお腹の男性20代は食事制限
考えてみれば男性が10代のころ食べていた食事量を、20代でも変わらず食べているということは、毎日おにぎり半分の余計なカロリーを摂り続けているということ。ぽっこりお腹の原因にならないわけがありません。
ぽっこりお腹になった男性20代がまずすべきことは、少なくともおにぎり半分程度の食事制限です。ただし、食事制限だけのダイエットはNG。基礎代謝を落とさないための最低限の筋トレは絶対に欠かすことはできません。
筋肉は、20代前半まではとくに運動しなくても増えていきます。しかし、それ以降は徐々に減少するもの。こうした加齢による筋肉の減少が基礎代謝を低下させて、ぽっこりお腹になってしまう原因なのです。
ぽっこりお腹の男性20代にドローイン
とはいえ、ぽっこりお腹を解消したいけどスポーツジムに行く時間がとれないという男性20代は多いはず。そんな男性20代にはお腹をへこませるだけのエクササイズ「ドローイン」がおすすめです。
ぽっこりお腹の男性20代に最適なドローインの基本姿勢は、背筋を伸ばして肩を後ろに引いて姿勢を正し、そのままお腹をできるだけへこませた状態。お腹をへこませたまま、息は止めずに呼吸をしながら30秒キープします。
息を吐くときにさらにお腹をへこませるイメージが大切。このとき、肛門を締めるようにお尻にも力を入れると効果的です。この30秒ドローインを朝に2回、夜に2回行えばOK。1日2分だけでぽっこりお腹が解消します。
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