さまざまな体勢をキープするヨガは立派な筋トレ。体幹トレーニングに効果のあるポーズも多く存在します。なかでも、椅子のポーズは体幹だけでなく、下半身の筋肉までトレーニングできるのです。体幹トレーニング効果のあるヨガの椅子のポーズのやり方を詳しく見ていきましょう。
体幹トレーニング効果で下半身連動
体幹とは手足と首を除いた胴体部分のこと。体幹トレーニングとは狭い意味では、この胴体部分を稼働させる筋肉を鍛えることになります。いわゆる腹筋や背筋を鍛えることが体幹トレーニングです。
一方で、体幹は手や足との連動して動きます。座ったまま投げるのと通常の投球動作で投げるのとで、ボールのスピードがまったく違うもの。これは下半身のパワーが体幹を通して腕に伝えられているからです。
その意味で体幹トレーニングとは広い意味では、手足と体幹連動性を高めることも含みます。体幹の筋肉を単体で鍛えても、下半身や腕と連動して動作しなければ、体幹トレーニングの効果はまったくないといえるでしょう。
体幹トレーニングに効果的なポーズ
そんな体幹トレーニングに効果的なのが、ヨガの椅子のポーズです。腹筋や背筋などの体幹の筋肉だけでなく、同時に大腿四頭筋やハムストリングスなどの下半身の筋肉も筋トレ。体幹と下半身の連動させてトレーニングできます。
やり方はまず両足を軽く開いて立って、両手を体側に揃えてください。息を吸いながら両手を天井に伸ばしたら、息を吐きながら膝を曲げ、お尻を後ろに引くようにして腰を落とします。
ポイントは、手の先からお尻までが一直線になること。つま先より前にひざが出ないように注意します。この体勢を30秒ほどキープしてください。下半身との連動性を高める効果も期待できる体幹トレーニングです。
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