脳を鍛えるにはシナプスの新しいつながりを作ることが重要。それには、左右で別々の動きをするのが効果的です。また、初対面の人と会話することでも脳を鍛えることが可能。いろいろ考えながら会話することでシナプスが新しくつながります。また、初対面のつながりが新しい挑戦につながる可能性もあるからです。
脳を鍛える左右で別々の動き
脳の神経細胞はシナプスというチームワークで動いています。ただし、私たちが日常やっている歩いたりする行動では、脳を使っていません。右と左でを別々のことをしていることを意識したりしないからです。
大人になって左右で別々の動きをすることは、脳の新しい線維を伸ばします。これが脳を鍛えることに結び付くわけです。たとえば、胸の前で左右のこぶしをタテに回す動きをしてみてください。
これを逆方向に回すことは誰でもできるでしょう。しかし、左右で逆方向に動かしてといわれて、すぐできる人はほとんどいないはずです。左右を同じ方向で動かすことは脳の連合運動でできるもの。これを意思の力で逆回しにするわけです。
脳を鍛える初対面の人との会話
こうした日常的な動きでない動きをすることは、脳にとてもよいのです。ギターやピアノなどの演奏もよいでしょう。演奏の場合、左右で別々のことをするだけでなく、脳で楽譜を先読みするというタスクも追加されるのでさらに効果的です。
初対面の人と話をすることも脳を鍛えることにつながります。年を重ねていくと仲のよい人などいつもの人と話をすることばかり。お互い具体的に話さなくても、だいたい会話が成り立ってしまいます。
しかし、初対面の人とはそうはいきません。この話をしたらどう反応するかなど、いろいろ考えながら会話を組み立てていきます。これが脳を鍛えることにつながるというわけです。
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