太らない食べ物は存在します。同じ食べ物でも、消化や吸収にかかるエネルギーが違っているもの。消化・吸収にエネルギーがかかったほうが、実質的な摂取カロリーが減るからです。そんな太らない食べ物のカギを握るキーワードが「DIT」。太らない食べ物のメカニズムを見ていきましょう。
しっかり食べても太らない食べ物
おいしくしっかり食べても太らない食べ物のメカニズムでは「DIT」がカギを握っています。DITを高める食材を選んで食べることで、食べても太りにくくすることができるのです。
ちなみに、DITとは食事誘導性熱産生のこと。食事を摂る「食べる・噛む・飲み込む」という行為、それからそれを「消化する・吸収する」といった作業で、かなりの熱が発生することを意味します。
すなわち、食べたものはぜんぶ身になるわけではないということ。食事を摂るという行為で、多少の無駄遣いが行われています。その部分のエネルギーに注目することで、太らない食べ物を見分けられるわけです。
太らない食べ物は効率が悪い食材
DITを朝食を例にして見ていきましょう。まず洋風朝食「トースト・サラダ・スクランブルエッグ・野菜のスープ」があるとします。カロリーは合計すると486kcalとなりました。一方、和風朝食「ご飯・納豆・焼き鮭・味噌汁」は563kcalです。
ここで、それぞれの食材からDITを計算してみると、洋風な朝食は44kcal、和風な朝食は111kcalとなります。それを差し引くと、実際の摂取カロリーはそれぞれと442kcalと452kcalとなりました。ほとんど差がなくなりました。
このように食材によってDITは変わるもの。DITが低いということは、それだけ効率よく食べられる食材ということを意味します。逆に、効率が悪い食材のほうがDITが高くなって実際の摂取カロリーは低下。太らない食べ物といえるのです。
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