いま老化ストップホルモンとして注目されているのが「グレリン」です。グレリンの効果は見た目だけでなく、心臓・血管・腎臓などの臓器を若々しくしてくれます。1999年に日本で発見されたホルモンです。グレリンがグレリンが老化をストップするメカニズムを見ていきましょう。
グレリンがストップする老化とは
このグレリンが老化をストップする効果を知るために、まずは老化とはどんな現象化を理解しておかなければありません。まず細胞は酸素を使って糖分と脂肪分からエネルギーを作っています。
エネルギーがあることで、細胞は活動を保って元気になれるというわけ。ここで人間が老化することは、細胞自身の機能が衰えてエネルギーが作り出せなくなっている状態のことなのです。
私たち人間の体を形作っているのは、合計60兆個にもおよぶ細胞です。そして、その細胞1つ1つが運ばれてきた酸素を使ってしっかりエネルギーを作り出すことで、私たちは日々、体を動かし生きていくことができています。
グレリンが燃焼効率を蘇らせる
たとえていうなら、ガスコンロが青い炎で燃焼している状態。酸素をしっかり燃やせている状態です。ところが、年を重ねていくと、60兆個の細胞1つ1つが酸素をしっかり使えなくなり、エネルギーを作り出す効率が低下してしまいます。
つまり、古くなったコンロが目詰まりして、不完全燃焼している状態といえるでしょう。しっかりエネルギーが作られないため、体を動かすこと自体に難儀することになるのです。
ここで老化ストップホルモンであるグレリンがしっかり分泌できていると、60兆個ある細胞が、まるで若いころのようにしっかり酸素を使って、エネルギーを量産。つまり、グレリンが目詰まりした燃焼効率の悪いガスコンロを徹底的に掃除し、元の青い炎を出すコンロを蘇らせることができるのです。
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