
タイガースのA・J・ヒンチ監督は1日(日本時間2日)、メジャー40人枠から外れ戦力外となった前田健太投手(37)の状況について言及した。
ESPN電子版によると「辛い結果になった。いいときの彼は、本当にチームを助けてくれた。スランプに陥ったとき、立ち直らせてやることができなかった。彼にとって、タイガースでのここまでは、いら立ちの募る結果に終わってしまった」とコメント。前田を戦力外にした事情については「我々が非常に楽しみにしている若い選手、若い投手に機会を与えたかった」と明かした。
同監督はスコット・ハリス編成本部長と一緒に、この日の朝に遠征先のカリフォルニア州のホテルで前田と会って話し合い、互いに別の道に進むことを決めたという。「彼にとっては、本当にフラストレーションのたまる日々だったと思う。我々は彼を立ち直らせられなかったし、彼も自分を立て直すことができなかった。悪い状況の積み重ねだった」と残念がった。
前田は今後、7日間以内にトレードで獲得するチームが現れればトレード、そうでなければ自由契約になるか、マイナー降格の可能性もある。だが前田にはマイナーを拒否し自ら自由契約になる権利も持っているという。