高血圧とは、血液が血管の壁にかける圧力が高い状態のこと。高血圧の原因は大きく2つに分けられます。1つは、血液の量が増えすぎること。もう1つは血管の収縮です。そんな高血圧の改善に効果があるとされるのがチョコレート。チョコレートで高血圧が改善するのは4週間後になります。
高血圧を改善するチョコレート
そもそも高血圧を改善するというチョコレートの効果は、収縮した血管をしなやかにすることにあります。チョコレートには豊富に含まれているポリフェノールを摂取すると、血管をしなやかにする一酸化窒素が作られるのです。
ポフェノールが含まれている食材といえば、赤ワインや紅茶、玉ねぎ、りんごなど。それぞれ100gあたりに含まれるポリフェノールは赤ワインが180mg、紅茶が100mg、りんごが220mg、玉ねぎが90mgです。
そして、チョコレートに含まれているポリフェノールの量は、100gあたりなんと840mg。ケタ違いに多く含まれているのです。そんなチョコレートを1日5片、だいたい25gほど食べると高血圧が改善するでしょう。
食べ始めて4週間で高血圧が改善
さらにチョコレートのメリットは、正常血圧の人は血圧がほとんど低下せず、高血圧の人の血圧がグーンと正常範囲まで下がるということ。正常血圧の人が食べても、健康を損なわないというわけです。
実際、高血圧に悩む350人がチョコレートを4週間食べ続けた結果、およそ9割の人に高血圧の改善効果が現れたという研究結果もあります。このときも、チョコレートによる体重増などは見られませんでした。
チョコレートは食べ始めて4週間程度で高血圧の改善効果が見られます。なかでも、パッケージに「カカオ72%」などと書かれた高カカオのチョコレートがおすすめ。ポリフェノールがより豊富に含まれています。
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