日本人の死因の第1位はがんです。男性の場合は肺がん、女性の場合は大腸がんの死亡率が一番高く、がんはいまや2人に1人がかかり、3人に1人が命を落とす国民病といえます。そんながん予防の食べ物として注目されているのが「みかん」。実際、愛媛県は大腸がんになりにくい都道府県第1位なのです。
がん発症率が8割も減少する成分
がんの原因となるのが、不摂生な食生活やたばこ、ストレスによって発生する活性酸素。この活性酸素が多くあると正常な細胞が酸化してしまい、がん細胞になってしまうのです。
そんな活性酸素の発生を抑えてくれるのがβカロテン。ニンジンに多く含まれ、がん予防に効果の高い食べ物といわれています。しかし、じつはβカロテンの倍以上、活性酸素を抑える成分があるのです。
がんの原因となる活性酸素を抑える成分はβクリプトキサンチンになります。βクリプトキサンチンの摂取量が少ない人と比べると、摂取量が多い人は肺がんと子宮頸部がんの発症率が6割も減少。食道がんにいたっては発症率が8割も減少するのです。
がん予防の食べ物としてみかん
そんなβクリプトキサンチンを一番多く含んでいる食べ物がみかん。なかでも、ごくごく普通のみかんである温州みかんになります。柑橘類の中でも、温州みかんは活性酸素を抑えるβクリプトキサンチンが豊富。オレンジと比べると、なんと60倍以上も多く含まれています。
実際、2014年の国立がん研究センターの調査で明らかになったデータでは、大腸がんになりにくい都道府県第1位はなんと愛媛県。柑橘類生産日本一の県だったのです。
がん予防の食べ物として、みかんを食べる目安は1日に1~2個程度。ごく普通にみかんを食べるだけでがん予防になるのです。
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