正しい腹式呼吸のやり方では、肋骨の内側にある横隔膜をたくさん使って呼気と吸気を行うことが大切です。腹式呼吸のやり方としては、息を吸ったときにはじめにお腹がふくらんで、続いて胸がふくらむという順序になります。腹式呼吸のやり方は横隔膜の上下動を意識することがポイントです。
複式呼吸のやり方は横隔膜を意識
横隔膜と聞いて、どこにあってどんな働きをするのかピンと来る人は少ないはず。横隔膜は肋骨の内側にある筋肉で、呼吸の主役ともいえる重要な部位になります。腹部と胸部を区切る薄い膜のようなものです。
この横隔膜がうまく機能しなくなると、正しい腹式呼吸のやり方ができなくなります。すると、姿勢や筋肉バランスの悪化、身体機能の衰えなどが複合的に発生。痛みやトラブルへ連鎖していくのです。
このため、横隔膜の上下動をしっかり意識した正しい複式呼吸のやり方をふだんから実践することは非常に大切。姿勢や筋肉バランスの改善、身体機能の向上などへ連鎖していきます。
腹式呼吸のやり方は赤ちゃんの呼吸
正しい腹式呼吸のやり方は、息を吸うとお腹がふくらませて横隔膜を収縮。横隔膜は下へ下がるために胸郭が広がって、結果的に空気が肺に流れ込みます。息を吐くときはお腹をへこませて横隔膜を弛緩。横隔膜が上へ上がるため胸郭が狭まって、結果的に空気が押し出されます。
正しい腹式呼吸を表現するときに、赤ちゃんのような呼吸とたとえるとわかりやすいかもしれません。赤ちゃんは無意識に鼻から息を吸って、最初にお腹がふくらんで次に胸がふくらむ呼吸をしています。
もっといえば、赤ちゃんは呼吸のときに首や背中などの余計な筋肉も使っていません。まさに理想的な腹式呼吸のやり方といえるでしょう。
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