足の冷えが原因で眠れない症状が「冷え性不眠」。冷え性不眠を解消するには、まずは足の冷えを改善しなければなりません。そこで、足の冷えを解消する梨状筋と足指のストレッチを紹介しましょう。梨状筋をほぐして下半身全般の血流を改善して、足指のストレッチで足先の血流を改善します。
足の冷えが梨状筋ストレッチで解消
ベッドの上など柔らかい場所で横になって、お尻にソフトボールを当ててコリをほぐすのが梨状筋ストレッチ。梨状筋のコリをとることで下半身の血流が改善。多くの場合、足の冷えは梨状筋ストレッチで解消されるものです。
ただし、ソフトボールを使って梨状筋ストレッチをしても足の冷えが改善しない人がいます。そのままでは足の冷えによる不眠は改善されません。そこで、つま先から血行を促進する足指ポンプストレッチを行いましょう。
まず椅子に座って、右足を左足の太ももにのせます。右足の指先を左手で覆うように持って、そのまま5秒間ギューッと曲げて指をパッと離すのです。これを寝る前に、左右の足で5回ずつ行うだけで効果があります。
足の冷えを全員が1週間で改善した
このストレッチで足先を曲げるのは一時的に血管を止めた状態にするため。足先をパッと離すことで、血管が締まっているのを治そうという物質が出てきます。これが足先の血流を改善。足の冷えを解消します。
実際に足の冷えによる不眠に悩む30代と40代と50代の女性3人に、梨状筋ストレッチと足指ポンプストレッチを実践してもらいました。期間は7日間。ストレッチを行うのは夜眠る前にします。
1週間後、サーモグラフィで見てみると、3人とも足の冷えが明らかに改善。睡眠の深さを調べてみても、熟睡の割合が大幅に増えていました。こうして、3名全員が梨状筋と足指のストレッチで、足の冷えを解消できたのです。
【関連リンク】
ぽっこりお腹の原因「内臓下垂」を解消する筋トレ
筋肉痛は超回復のチャンス!でも過労には注意
超回復が嘘なのは前提が間違っているから
吉川メソッドのV字腹筋でバキバキに割れた
体脂肪を減らすには3つの栄養素が不可欠だった