梨状筋ストレッチは骨盤を固定する重要なインナーマッスル。梨状筋が硬くなって働きに左右差が生まれると、さまざまな不調の原因となります。そこで、梨状筋ストレッチで左右差を解消しましょう。梨状筋ストレッチ前に、筋膜リリースを行うとさらに効果がアップします。
梨状筋ストレッチ前に筋膜リリース
梨状筋は股関節を外側に回す動きに関わるインナーマッスル。背骨の先端にあたる仙骨の前面と太ももを結んでいます。梨状筋の働きでは股関節を動かすだけでなく、固定する役割も重要です。
左右の梨状筋のどちらかが硬くなって左右差が生まれると、骨盤のゆがみが発生。やがて骨盤のゆがみは全身のゆがみとなって、さまざまな不調の原因となります。また、梨状筋は坐骨神経痛の原因となることもあるのです。
そこで、硬くなった梨状筋をストレッチする方法を紹介しましょう。また、梨状筋ストレッチの前に筋膜リリースをすると、さらにストレッチ効果が梨状筋高まります。
梨状筋ストレッチは足を内側に倒す
筋膜リリースとは、筋肉を包んでいる筋膜にできたシワを解消することです。筋膜のシワは柔軟性を阻害したり、コリの原因となります。あらかじめ筋膜リリースした上でストレッチすると、梨状筋がよく伸びるのです。
梨状筋の筋膜リリースは、仰向けになってお尻のくぼみにテニスボールを置いて行います。梨状筋は大殿筋というお尻の筋肉の下にあるため、テニスボールで直接ほぐすことはできません。地道に30秒ほどマッサージします。
そして、いよいよ梨状筋ストレッチです。床に両ひざを立てて座ったら、片側の足を内側に倒します。そして、倒した足のひざの上に反対側の足の足首を置くのです。上体は正面に向けたまま30秒。反対側もストレッチします。