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「不倫って怖いけど、足を踏み入れてみたい…」結婚後に恋がしたい男性の心理とは




 



■憧れるが手の届かない世界



 



「不倫って、怖いけど覗いてみたい。そんな魔力がありますね」





そう言うのはタカトシさん(48歳)だ。同い年の女性と結婚して19年、高校生になる年子がいる。結婚してから、「ちょっとした浮気」があったことは否定しないが、恋に落ちたことはないと言う。



 



「家庭が大事だから、本気になったら終わりだと思っていたんです。もちろん今もそう思っていますよ。だけど、50歳に近づくにつれ、本気で恋もしたことのない人間のまま人生を終えたくないなと思うようになっているんです」



 



タカトシさんは、先に友だちからの紹介で知り合った保育士の女性と結婚した。穏やかで子ども好き。決して声を荒げたり人の悪口を言ったりしない女性だったから、妻にするには最高だと思ったそうだ。





「確かに最高なんです。妻は本当にやさしくて我慢強くて。専業主婦として常に家をきれいにし、子どもたちに愛情を注いで。僕のことも大事にしてくれています。本当に幸せだと思ってる。だけど、それとこれとは別。生涯で一度くらい、本気で惚れ込んだ女性と死ぬの生きるのみたいな大恋愛をしてみたい」



 



手が届かない世界だとわかっている。それでも気持ちが激しく揺さぶられ、もうこの世には居場所がないような大恋愛に憧れるのだという。



 



「ま、憧れているだけでいいんでしょうけど。ただ、そんな状況にもしあったら、一気にのめり込みそうで怖いですね」



 



実直に生きてきた男性が、50代を超えてから狂い咲くようなことは実際にある。タカトシさんの憧れが、そんな事態を引き寄せないとも限らない。



 



 



■足を踏み入れかけたものの



 



不倫願望をもつ男性が、実際にそんな事態に直面したらどうふるまうのだろうか。



 



「僕も恋したいとずっと思っていました。だけど実際に、魔性の女みたいなタイプと出会ってしまい、恥ずかしい話ですが急に現実に目覚めて逃げたんです」



 



ユウジさん(49歳)は3年前、30歳の女性と出会った。彼の勤務する会社にやってきた派遣の女性だが、きれいなのに表情が暗く、気になってたまらなかった。



 



「あるとき、たまたま彼女が帰る時間と僕が外出する時間が重なり、話すチャンスがあったんです。これから営業先と打ち合わせと僕が言うと、『男性ってそういうとき、勝負師みたいな表情をしていますよね』と言う。おもしろいことを言うなと思いました。『上から圧力みたいな励ましを受けているから』と苦笑いすると、『いえ、仕事に情熱をもってらっしゃるのがわかります』と。微笑む顔がステキでね、一瞬にしてぐらりと気持ちが揺れました」



 



常日頃から恋したいと思っているところに、こういう言葉を投げかけられたら、あっけなく恋心に火がつくのが男の性。



 



「今度、食事でもいきませんかと思い切って言ってみると、うれしいですとにっこりしてくれた。笑っても陰があるというか、その表情が色っぽいんですよ。自分の中の暗い欲望みたいなものが一気に噴き上がってくるのがわかりました」



 



だが結局、彼は彼女を食事に誘うことはなかった。誘う前に、彼女が他の社員と関係をもっているのがわかったからだ。ユウジさんの同僚である社員は閑職に飛ばされ、彼女は派遣先にその件を告知されて会社に来なくなったからだ。



 



「ああやって魔性の女は男を誘うのか、危なかったと感じました。恋したい男を見極めるのがうまいんでしょうね。リスク回避はできたけど、一方で、彼女みたいな人と恋に落ちた同僚がちょっと羨ましくもありました」



 



身を滅ぼさずに熱い恋をしたい。それを望む気持ちはわかるが、そんな甘い話はめったに転がっていない。

 


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