gooランキングが『清純派だと思う女性芸能人ランキング』なる記事を配信していた。とりあえず、その“ベスト10”は以下のとおりであった。
1位:新垣結衣
2位:有村架純
3位:綾瀬はるか
4位:吉永小百合
5位:土屋太鳳
5位:石原さとみ
7位:広瀬すず
8位:浜辺美波
9位:橋本環奈
9位:宮崎あおい
さて。親愛なるcitrus読者の皆さまは、これら一連の結果を見て、どうお感じになったことだろう。「う〜む…たしかに!」? それとも「いやいや、納得いかん!」? 私個人の雑感としては「3〜4人ほど納得いかんのが混じっちょる!」といったところなんだが、その根拠を述べる前に、一般論で言う「清純派」のイメージをパッと思いつくまま、いくつか羅列しておく。
(1) 黒髪
(2) 前髪がある
(3) パーマをかけていない(※関西弁だと「当てていない」)
(4) 色白もしくは薄い小麦色の肌
(5) 露出度低めなファッション(※とくにトックリセーターやロングのフレアスカートがよく似合う)
(6) つぶらな瞳
(7) 永遠の処女性(※「永遠の処女」ではない)
以上のなかで一番重要なのは、やはり(7)の「処女性」なのではないか。極論すれば、(1)〜(6)は(7)を演出するための“外見的な配慮”だとも言ってよい。
とどのつまりが「清純派」とは「恋愛経験の乏しそうな女性」、もっと露骨な表現をしてしまえば「セックスの匂いがしない女性」のことだと私は考える。この理屈で押し切るなら、まず既婚者である「宮崎あおい」と「吉永小百合」は除外となる。宮崎あおいなんて二回結婚しているし、映画『怒り』では髪を金髪に近い茶髪に染めた風俗嬢を演じていたじゃないですか! ただ、吉永小百合にいたっては結婚こそしているけどお子さんはいないようだし、まさに「清純派女優のはしり」的存在ゆえ、今回の4位はまあ良しとしましょう(←謎の上から目線w)。
あと、「石原さとみ」と「広瀬すず」も正直、あまりピンと来ない。二人ともけっこう男女の仲を深掘りした際どい役も、ちゃんとこなしていますから……?
こと「女優」にかぎると、「演技の幅の広さ」は、逆に「清純派」を遠ざけてしまう要素になってしまうのかもしれない(※そういう意味でも宮崎あおいの10位は納得いかない)。なるほど、だから長澤まさみ(※33位)はベスト10入りできなかったのか……? したがって、どこかのタイミングで「清純派」からの脱皮を試みなければ、息の長い女優になるのはむずかしいということだ。
私なんかは、いい歳になっても「清純派」のイメージがつきまとう女性よりも、「セックス」を含む「波瀾万丈な人生」の匂いをぷんぷん発散させまくっている女性のほうが全然好きですけどね……。ダメですか?